メールや電話のレスポンスが遅いだけで、取引の印象は大きく損なわれるものです。ビジネスの世界では「対応の早さ=信頼感」。本記事では、なぜ“早い連絡”が重要なのかを、時間の価値・信頼構築・相手の印象といった観点から解説します。

時間の価値を理解していますか?
時間は誰にも平等で、1日は24時間しかありませんから、人の時間を無駄に使わせるとかいうのは人として最悪です。
時間は有限で、貯めておくこともできませんから、大切に使わないといけません。
それがわかっていないということは、「そうゆう会社」だと考えて対処しなければいけませんし、自分の会社がそうだったら、周りからそう見られます。
時間に正確な人からすれば、「そんな会社あるのか?」と思われるかもしれませんが、会社も人が運営しているものですから、実際にあります。
連絡が遅れると、相手の信用を失います
仕事であれプライベートで有れ、連絡を取るということは何らかの用事があるわけですから、スポンスは早くないといけません。例えば、それが仕事であれば、相手の仕事の段取も狂います。
他人の責任で、自分の仕事の段取が狂うというのはある程度は仕方のないことですが、程度問題で、あまりにも度が過ぎると、信用や仕事そのものを無くしてしまうでしょう。特に仕事には期限のあるものが多いですから、期限を守れないというのは、社会人として会社として致命的です。
税の申告であれば、当然のことながら罰金がかかるし、いつまでも放置していれば刑事罰ということも。
また、面白いというか、我々も考えなければならないのは、待つ方と待たせる方では、待つ方が時間を長く感じるということです。
仕事の連絡であれ、恋人からのメールであれ、内定や合格の通知であれ、待っていると時間は長く感じてしまいます。
お客さまセンターやサポートセンターの電話など、たらい回しにあって相談者が滅茶苦茶に怒っているというのは、わかる話でもあります。
特に待たせる理由がないので有れば、人を待たせるのは愚策でしょう。
余談ですが…
面接の結果などを落ちた人には連絡しないとかいうのは勝手だと思いますね。実際には、他の人と天秤にかけてキープしているのかもしれませんが、断りの連絡こそ早めに入れてあげるべきでしょう。
早すぎて嫌われることは、まずありません
連絡は早くて嫌われることはありません。
会合などの幹事をやった人ならばわかるかと思いますが、出欠などを取るときに、いつまでも返事をしない人がいます。別に出席でも欠席でも構わないから、とにかく「早く」レスポンスが欲しいのに、すぐにしない。
翻って、仕事のできる人を思い出してみると、何らかの依頼をすると、仕事のできる人ほど早くレスポンスをくれます。
依頼をこなせないとしても、レスポンスだけはくるということも。
連絡が遅い→相手に迷惑をかける→迷惑をかけることがわかっていないか、かけても平気…こんな感じの思考回路です。
付き合うだけ、「時間の無駄」ですし、「早く」切るべきでしょう。
補足ですが、休日や勤務時間外に対応しろ、という話ではありませんので。
あくまで、勤務時間内・営業日のなかでの前提です。