簿記をあまり知らない方に会計ソフトの導入のお手伝いをしたりする機会がありますが、複合仕訳を理解できればほぼオッケーです。
簿記の知識の無い方が会計ソフトを使って日々の取引を管理しようと思うと、複合仕訳でつまづくのではないでしょうか。
何度か複合仕訳については、このブログでも取り上げていますが、個人的な印象としては複合仕訳の認知度は低いようです。
複合仕訳とは、勘定科目を3つ以上使わないと処理できない取引のことを言います。
以前の記事でも触れましたが、預金出納帳や現金出納帳で入力できる取引は勘定科目が2つの場合に限定されます。そして、出納帳から入力している場合には、入金か出金かのいずれかが現金or預金なので、実質的には相手の勘定科目を考えるだけです。
代表的なものは、「消耗品100円を現金で購入した」
この場合、
消耗品費 100 / 現金 100
という仕訳をきることになりますが、現金出納帳から入力する際には、相手の寛恕九科目である「消耗品費」さえ決めれば、あとは出金の側に金額を入力すれば良いのです。
上記のように、費用の内容と出金の内容が1対1で対応しているときには出納帳から入力が出来るのですが、費用の内容と出金の内容あるいは入金と収入の内容が1対1で対応しないときには、出納帳の入力が出来ません。
長くなりましたので、次回に続きます。