個人事業でも、法人を設立するにしても、始めようと思ったらすぐに始められるんですが、計画を立てて準備をしっかりやった方がいいことは間違いありません。
個人事業であれば、開業届等を出せばすぐに始められますし、法人の設立も最短1日(実際に会社を動かすには1週間〜10日くらいは必要)と、すぐに事業を始めることは可能です。
事業はすぐに始められるのですが…
慌てて事業を始めると、後で大変なことになるのは言うまでもありません。
あわてて事業を始めるとは、「準備が不十分なまま事業を始めてしまった」と言い換えても良いでしょう。
創業前の準備は色々とありますが、最低限…
①創業する事業についての知識及び経験
②売上や利益等の予測→事業計画
③自己資金の準備
はしっかりと確認しておきたい所です。
①の知識や経験はたいていの人が満たしている条件ですが、②の事業計画や③の自己資金の準備は甘い方が多いです。
これらが甘くても、事業は始められますが後々大変な目に遭うことが多いです。
事業をスタートさせてから軌道修正をするのは日常茶飯事ですが、大幅な路線転換は難しいです。そうすると、最初から大まかな計画はたてておいた方が良いでしょう。
資金もそうです。
創業してすぐの方が金が借りやすいということもあります。ただ、金を借りるにあたって自己資金が必要となります。その辺りの見通しが甘いと、後々、資金面で苦労することになります。
税理士事務所や司法書士事務所等が開業や会社設立を煽っている場合もありますが、慎重に計画を進められることをお勧めいたします。(まずはしっかり相談することでしょうね)