その叱責、聞くべきか聞かざるべきか

勤め人をしていると理不尽に怒られることもよくありますが、気にしていると、命が幾らあってもたりませんから、気にしないことです。
とはいえ、気になるのが人情というものなので、聞くべき注意と無視してもいいものを分類しました。

仕事の手順など

仕事の手順などを忘れたり確認を怠ったことにより生じたミスは、再度同じミスをしないように気をつけねばなりませんから、その指摘や注意は真摯に受け止めるべきです。
ただし、反省するのはミスの原因を見つめ直して、再発しないように気をつけるだけにとどめるべきです。
過度に自分を責めても良いことはないですし、モチベーションも上がりません。
同じミスを何度も繰り返すようだと、それは反省したことにもならないし、ミスを受け止めてもいません。

相手の主観に基づくもの

言葉遣い、態度、その人のマイルールみたいな判断基準が曖昧な注意や叱責は聞かなくていいです。
もちろん、あまりに常識はずれな態度であるのならば問題外でしょうが、「普通の」社会人であればその辺りはクリアしているので、敢えてそこに注意してくるのは難癖つけてるだけです。
本来、後輩や部下に注意をするのは、その人のためを思ってするものであるはずが、マウンティングのため、自分に従順に従わせるために注意するクズのような人がいます。
それは注意ではありませんから、聞く必要はないし、相手にしても無駄です。(ただ、日本ではそういった人が至るところにいますから、自分で組織を作るなどが手っ取り早いのですが、そうでないなら受け流すしか無いでしょう)

言葉遣い

言葉遣いで注意を受けるというのは、なかなか相手を馬鹿にしている話です。
言葉遣いは、使う言葉が拙くとも、丁寧に接しようという態度が見えれば、それで良いでしょう。(もちろん、適切な言葉が使えるに越したことはないですが)
言葉遣いは、訛りなどもありますし、世代や環境でも許容される範囲が異なります。
そこをわざわざ言ってくるのは、相手が自分のことを気に食わないからに他ならず、気に食わない相手は、何をしてもダメですから。
むしろ、相手が自分に敵意をもっていると分かって良かったと思えばいい。(そういう人に限って、こちらが偉くなるとコロッと態度が変わったり。そんなもんです)

態度・服装

これも、一般的な常識からかけ離れていなければ問題ないでしょう。
また、相手の事情や心情または体調から、緊張していたり体調が悪かったりすることもあるでしょう。
態度が悪く見えるからといっても、そうとは限りません。
やはり、そういった気遣いも出来ずに、踏み込んでくる方にも大きな問題がありますから、そんな輩には態度が本当の意味で悪くなります。

その人のマイルール

一般常識に照らせば或いは法的には問題ないけれど、その人のなかでのマイルールでは許せない、ということはあります。
特に、お山の大将的な人に多いですから注意が必要です。
(昔の人はお山の大将で、理不尽なルールを押し付けても、キチンと面倒を見てくれるという見返りがありましたが、今は理不尽なルールを押し付けるくせに、面倒は見ないという、まさに理不尽なだけという人が増えました)
マイルールで怒られても、こちらとしては納得もできないし、する必要もない。
そもそも、何がその人のマイルールなのかを把握するまで怒られ続けるのも、理不尽ですし無駄です。
さらに厄介なのは、自分はマイルール適用外とか、その日の気分でマイルールが変わるとか、相手によって変えるとか…

真面目な人ほど真に受ける

真面目な人ほど、注意を真に受けますが、注意で聞くべきなのは仕事の手順など客観的に合理性のあるものだけです。
主観的なものは、注意の体裁をしたマウンティング、あるいは喧嘩を売ってるだけ。
そんな人が近くにいると、サッサと距離を取るべきです。一番いいのは起業なんでしょうけどね。