やっぱり「簿記」の知識は必要

 先日、確定申告のご相談を受けたのですが、個人事業主がご自分で申告をなさるなら簿記の知識は必要だと感じました。

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 個人事業主が確定申告を行う際には、確定申告書の作成に先立って決算書を作成しなければなりません。

 

 決算書とは、事業に関わる明細書のようなものです。その年の収益や経費を記載して儲け(所得)を計算するものです。

 

 この決算書を作成するには、いくつかの方法があります。

(参考)記帳を始めるなら… 

 

 どのような規模であれ、簿記の知識が無いと帳簿付けは厳しいものがあります。会計ソフトを使って入力する場合には簿記の知識が少なくても何とかなりますが、あるにこしたことはありません。

 

 会計ソフトを使うと自分で決算書のようなものまでは作成出来ます。

 

 しかし、取引が正確かといわれると…

 

 税理士等が関与している場合には、適宜チェック等してくれるので大丈夫だと思いますが、自分だけでやるとなると簿記の知識が無いとツラいものがあります。

 

 また、税務署等に相談に行っても簿記の知識が無いと説明が不明瞭になってしまうことも考えられます。(簿記の知識が無いと、ウマく伝わらないこともありますので)

 

 なんにせよ、自衛のために(自分だけで確定申告するのであれば)簿記の知識は必須ということでしょう。