申告の色別、税理士の必要度

 申告の種類には白色と青色があります。ちゃんと帳簿をつけると特典があるのが青色で法人はほぼすべて青色です。一方、個人の場合には青色だけでなく白色申告の人もいます。

 青色申告は帳簿をちゃんとつけると特典もあるという制度です。法人は利益を追求する集団ですから当然特典のある青色を選択します。

 

 青色を選択すれば、帳簿をしっかりつけなければならないし法人税の申告は非常に高度な税務知識を要するしetcと様々な面から税理士が必要なので、税務リスクを再消化しようと考えれば法人の場合には税理士が必要です。

 

 なかには税理士をつけてない方もいらっしゃるようですが、決算→申告の作業は非常に大変なのは言うまでもありません。また、苦労して作り上げた申告書が全く問題が無いということも稀です。

 

 一方、個人の場合はどうでしょう。

 

 青色申告で、それなりの規模感があれば税務リスクは大きくなりますので税理士を付けてリスクを最小化するの方が多いです。

 

 白色申告で、規模が小さい場合であれば税理士コストの方が大きくなってしまうこともありますので、その場合は自分でやった方がいいでしょう。リスク<コストです。

 

 ざっくり言ってしまえば、青色申告のときリスク>コストなので税理士を付けるべきだし、白色の時はたいていリスク<コストなので税理士を付けなくても良いでしょう。

 

 ただし、税務リスクは目に見えるものではありませんので、困る前に税理士に相談するのがよいことは言うまでもありません。