昨年ぐらいからしばしば耳にするようになった言葉「ショールーミング」ですが、自分の身の回りでも起こってます。
ショールーミングとは
ショールーミングとは実在の店舗などで商品の現物を確認し、その場では買わずネット通販などを利用して店舗よりやすい価格で購入することです。
一般的に、実店舗よりもネット通販の方が諸経費がかからないためネット通販の方が商品が安くなるために起こる現象と言われています。
ショールーミングの影響は大きく、小売店などではショールーミングに値下げで対抗していますがなかなか有効な対策は打てていないのが現状です。
家電量販店などでは
家電量販店などでは、特にショールーミングの影響を受けているようです。
言われてみれば、パソコンを買おうと思っても実店舗で見てからネット通販でそれよりも安く売られているとガッカリしますものね。
また、ネット通販のメリットとして商品を持って帰らなくてもよいことがあります。パソコンなどは持って帰るとなると一苦労ですから。
実在の店舗では、展示している商品などをいじり倒されて買ってもらえない。なかなか難しい話です。
ネットの登場で値段競争が激化
結局のところ、家電量販店などは価格の訴求しかないので厳しいのでしょうね。実在の店舗で買うことによるメリットが感じられないのが問題なのでしょう。
同じ商品なのだから、安く買った方がトクと考えるのは仕方の無いことでしょう。
税理士業界でも、ネットの登場で値崩れが進んでいる部分はあります。消費者の方から見れば、税理士の提供するサービスはどこも同じように見える（コモディティ化している）から、同じなのだったら安い方がいいということになります。
サービスの内容を鮮明に打ち出していくのか、付加価値を打ち出していくのか、コストを削減して価格競争に打って出るのか、ネットの登場によりどこの業界も価格戦略が難しくなったことだけは間違いないようです。
幸か不幸か税理士業界にはショールーミングはありませんけどねw
