エステサロンはいつ売上を上げる?

エステサロンのような前受でお金を受け取る業種の場合、売上はいつ上げるのでしょうか?

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エステティックサロンのように物の引き渡しを要しないで役務(サービス)の提供だけで売上が完了するような場合には、原則として収益の計上基準は役務(サービス)の提供が完了した日に行うこととされています。

 

理容や美容業では金額がそこまで大きくないので、サービスの提供と金銭の受領は同時に行われるので迷いませんが、エステティックサロンではサービスの提供前に一括してお金を受け取ることが一般的なようです。

 

このような場合には、代金を受領した段階(お金を受け取った段階)では売上を計上せずに、ひとまず前受金などで処理をしておき、その後のサービスの提供に応じて(サービスの提供度合いに応じて)前受金から売上に振替える処理をすることになります。

 

お金を受け取ったからといってすぐに売り上げになるというわけではないのですね。

 

エステティックサロン側としては、先にお金を受け取っているので資金繰りが比較的安定しやすいというメリットも有ります。(人によっては、気を使うので嫌だという経営者の方もいますが…)

 

また、前受金などとして受け取った金額について契約上一定期間が経過した場合には返還しない旨が定められているような場合には、その時点で収益を計上することになります。

 

中途解約時にお客さんと揉めないように、契約時の情報開示や合意がしっかりできていることが大事なのは先にお金をもらう業種全般のお約束です。