会社を設立すると、利益が出ていなくても払わなければならない税金があります。均等割というやつです。
会社にかかる税金にはさまざまなものがありますが、代表的なものとしては法人税でしょうか。法人税は、会社(法人)の儲けにかかる税金なので、儲けが出ていなければ払わなくても良いのです。
一方、儲けが出ていなくても払わなくてはいけない税金もあります。消費税もそうですし、住民税の均等割もそうですね。
住民税の均等割ってのは、概念がムズがしいので…電気料金に例えると基本料金に相当する部分といったイメージでしょうか。(住民税には所得割というのもありまして、電気料金に例えると使用料みたいなイメージのものです)電気を使わなくても、原則として基本料金がかかるのと同じように、法人は儲けていなくても法人税がかかるというわけなんです。
均等割は会社の規模に応じて決定されるので、会社設立をする際には資本金などを十分に考慮しないとあとあと高額な均等割に苦しむことになります。(考えなしに資本金を決めて、高額な均等割に苦しんで…という企業をたまに見かけます)
また、均等割は月割で課税され、月未満は切り捨てとなります。ですから、会社設立の日を月初とするよりも少しだけずらしたほうが均等割は少しだけ助かる(もっとも最初の事業年度だけですけど)ということになります。