税理士業界ではお盆休みが変則的にとられることが多いような気がします。
事務所の休みは所長次第
一般的にはお盆休みは8月12日辺りから15日辺りまでが一般的なのでしょうが、会社によって違いますね。
税理士の業界は、冬忙しく夏がヒマという業界です。従って夏の間は比較的休みがとりやすく、長期の旅行を計画したりする人も多いです。(ゴルフ好きは多いけどウインタースポーツ好きはあまりいないのは冬に忙しいという事情があるのでしょう)
まぁ、冬が繁忙期とはいえ仕事を前倒しで処理したり、クライアントの決算期を集中しないように工夫すれば…「毎日終電で帰ります」みたいなことにはなりません。昔気質の事務所だと、残業すればするほどエライみたいな風潮があるので繁忙期は家に帰れませんが、フツーの事務所であれば繁忙期でもそこまで仕事に忙殺されることはないはずです。
所長先生の方針一つで変わりますが、私が開業前にお世話になっていた事務所は、そういった配慮はあったので確定申告期であっても残業は少なめでした。(そういう理解のある先生をしっかり探すのが大事なんでしょうね。)
お盆休みは変則的
先程も述べたとおり、税理士事務所って夏はそこまで忙しくないので(担当者によっては6月決算8月提出の法人を担当していると少し大変ですが、優しい先生だとその辺りは配慮してくれます)、 比較的休みが取りやすいです。
税理士試験の時期でもあるため 、勉強のために休む方もいらっしゃいます。先生の理解があれば、試験前に一定期間休むことが出来ます。(先生とある程度信頼関係を築いておくのも必須ですが)
税理士事務所の従業員には、そういった受験生もいるので、一般の会社でも見かける「夏休みは3日」とか決まっていて、自由に休みを設定できるってところもあります。当然のことですが、自分の仕事をきちんと片付けるor片付く目処を付けておく必要はあります。
税理士試験に関係無い人だと、有給などを組み合わせて長めに休みを作って海外旅行とかもあります。
正月休みはクライアントに足並みをそろえる
一方、正月休みは変則的にとることは出来ません。冬は繁忙期ですし、クライアントが稼働しているのに税理士側が休みだと具合がわるいと考える先生が多いためです。(個人的には、クライアントに多大な迷惑をかけないかぎり、どれだけ休むかは自由だと思うのですが、それは所長の専権事項ですから(笑))
所長先生などが幹部職員などと、クライアントの休みを調べたうえでクライアントの正月休みと、税理士側の正月休みがほぼ同じ期間になるよう調整しているようです。(税理士事務所などは、大手企業のように正月のあいさつ回りというものが殆ど存在しないので、初出が1日遅いところも結構あります)
いずれにせよ、給料を頂戴している身であれば会社(事務所)の決め事は絶対ですので、 休みの日程も所長先生の方針に従う他ありません。嫌なら独立開業することでしょう。独立開業してもクライアントとの兼ね合いで盆休みが無くなることがあるのはなんとも面白いですが。