最近は安い顧問料などで記帳代行まで受けてくれる事務所がありますが、メリット・デメリットはどうなんでしょう?
安い顧問料
最近は、安い顧問料で記帳代行まで受けてくれる税理士事務所や記帳代行会社を見かけます。なぜ安い顧問料で出来るのでしょうか?
こういった事務所では、コストの圧縮の努力が並大抵ではありません。ルーチン的な仕事は全て標準化してコストを下げている面が大きいようです。
さらに一番大きなコストである人件費が安いというのもあるでしょう。人件費が安ければ安い報酬で仕事を受けられるというわけですが、クオリティは…
メリット・デメリット
顧客の側から見たメリットとしては価格が安いことでしょう。逆に言えばメリットはこれだけしかありません。
デメリットは、クオリティでしょうか。安かろう悪かろうのような面がありまして、色々なリスクを抱えている場合も少なくないようです。
もちろん全ての激安事務所がそうだとはいえませんが、人件費が安い→経験や技術の浅い人間が関与→税務的なリスクなどは考慮できない・経営のアドバイスなども出来ない→顧客から資料を預かって、それっぽい試算表をつくるだけ…といった感じでしょうか。
ちなみに、税理士を目指している人は激安事務所に入るのは避けたほうがいいかも知れません。悪くいえば薄利多売ですので、ノルマがきついこととスキルアップがあまり望めないからです。(もちろんそうでない事務所もあるでしょうから、一つの目安でしかありませんが…)
目的を明確に
記帳をなぜするのかという目的に立ち返れば、激安事務所との立ち位置も決まってくるでしょう。
とりあえず記帳がめんどくさくて、何でもいいから書類を作成してくれればいい、それも出来るだけ安く…という人は激安事務所でいいでしょう。
経営上のアドバイス・提案が欲しい、節税や資金繰りなどをしっかり考えて欲しいetcといった付加価値を求めるのであれば、激安事務所は避けて普通の事務所を探したほうがいいでしょうね。