元帳を毎月、紙で打ち出してた

 総勘定元帳(元帳)とは、勘定科目別に取引を記載した帳簿のことです。税務調査のとき以外は滅多に使いません。

元帳とは

 何度か紹介してるかも知れませんが、総勘定元帳(元帳)とは、勘定科目別に取引を集計した帳簿のことです。

 

 会計ソフト等を使っていると、総勘定元帳という帳簿が選択出来ます。

 

 仕訳日記帳は日々の仕訳を時系列に並べているのですが、総勘定元帳は勘定科目別に取引を集計しています。例えば、接待交際費であれば接待交際費に関わる取引だけを集計しています。

 

 何の役に立つかというと、勘定科目ごとに集計することによって異常な項目が無いか、科目間違いが無いか、消費税の区分等(課税・非課税・不課税)は正しいかといったことを確認しやすいといったところがメリットです。

 

 まぁ、ぶっちゃけると税務調査対策に作成してるという側面はあります…(分かる人には分かると思いますが)

 

毎月打ち出してた…

 大抵の税理士事務所では、決算の際にクライアントに元帳あるいはデータを納品するんですが、気合いの入った事務所なんかですと、元帳にインデックスシールを貼付けて装丁も立派にして納品します。

 

 個人的には、税務調査の時くらいしか見ないんだからそこに装丁とかを過剰に立派にしなくても…と思いますが、税理士によってはこだわりがあるんでしょう。

 

 で、肝心の元帳ですが決算の際にまとめて出力します。大抵は。

 

 ところが、この元帳を毎月出力してる事務所がありました(笑)

 

効率化のために

 毎月のクライアントへの訪問をし、試算表等の書類を作成した後に、当該月分の元帳をプリントアウトして、ファイルに挟んでいきます。

 

 地味に時間かかりますよ(笑)

 

 なんでそんなことしてるかというと、所長がパソコンが苦手だから。直接聞いて確かめたわけではないので、もしかしたらそれ以外の理由があるのかも知れませんが、私には分かりません。

 

 会計ソフトを使ってれば、普通のソフトは元帳機能がありますのでパソコンの画面上で確認出来ます。紙に打ち出して綴じてという工程は、時間がもったいないと思うんですがね…

 

 無駄な作業はなるべくやめて、効率的に仕事をしたほうがいいと思うんですが、なかなか習慣になるとヤメられないという一例でした。