最も簡単な経営分析…比較 

 会計ソフトの入力までは何とかこなせるけれど、経営分析はチョットという方は多いのではないでしょうか?そんな方のために、一番簡単な経営分析をご紹介いたします。

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 会計ソフトの入力は何とかこなせても、経営分析になるとチョット…という方は多いのではないでしょうか?

 

 一番簡単な経営分析は「比較」することです。

 

 要は、最新の試算表(決算書)と以前のものを比べるだけ。じっくり丁寧に科目ごとに比較をしていけば何となく見えてくるものがあります。

 

 異常に増えているとか、急激に減っているとか、なだらかに減少しているとか、無くなったとかetc

 

 そうした比較をすることによって、大まかな傾向(トレンド)が分かってきます。そのトレンドを踏まえたうえで、自分なりに原因を分析し、対策をとっていけば良いわけです。

 

 ですから、借入金の残高が月商の◯ヶ月分なので減らさなければ…という分析も大事ですが、比較をして原因を究明し対策をとるというシンプルなものでも有効です。

 

 比較をするための前提として、勘定科目の意味は理解しておいていただきたいところです。正確な意味までは結構ですが、大まかに内容は理解しておきましょう。

 

 また、比較による分析の精度を上げるために、勘定科目の取り扱いには注意して下さい。以前にも触れましたが、勘定科目は基本的にはどの科目を使っても問題ないのですが、いったん使い始めたらずっと使い続けて下さい。

 

 コロコロ変えていたら比較出来ません。

 

 経営分析が苦手という方、まずは「比較」から入ってみては?