相続税は土地の評価が大事

 相続税申告をする上で重要なのが土地の評価ですね。相続財産の内訳を見てみると、50%ほどが土地ですから。

 チョット古いデータ(平成21年分)ですが、相続税申告にかかる財産の内訳を見てみると、土地51.3%、預貯金20.9%、有価証券12.5%となっているそうです。

 

(参考)相続税の申告(平成21年分)の状況及び調査(平成21事務年度分)の状況について|名古屋国税局|国税庁

 

 まぁ、年度が経っても大体似たような状況でしょうし、これからも同様の傾向が続くと考えられるでしょう。

 

 そうすると、日本の相続は土地持ちの人に多く発生しているということですね。(よく言われることですが、データを見ると実感します)

 

 で、土地の評価をミスすると評価額が変わっちゃうわけだから→税金が変わるということにもなりかねません。

 

 したがって、土地の評価が重要ということが言えると思います。(評価とは、財産の価格を決めることです。)

 

 土地の評価も簡単なものは非常に簡単なのですが、複雑な評価の土地は手間がかかります。

(参考)土地の相続税評価額を大まかに知る

 

 相続税申告を税理士事務所に依頼する場合に、土地の評価については別口で料金設定がされていることが多いのも、この辺りに理由があるんでしょうね。

 

 税理士事務所の宣伝文句等で、「土地の評価力が高い」みたいな事を謳っているのは、こういった理由からなんですけど、なかなか素人の方には伝わりづらい気がするのは私だけでしょうか?