電子申告が一般化しつつあるような気がしますが、納税者にとって電子申告することにメリットはあるのでしょうか?
電子申告とは要するにインターネット経由で申告書を提出するという手続きのことです。
電子申告以前は、税務署に確定申告書を提出にいってました。つまり、紙媒体で申告書を作成し、それを税務署まで提出にいかなければならなかったわけです。
電子申告になると、データを提出するので紙媒体が不要になり、税務署までわざわざ足を運ばなくても良くなるのです。
なので、個人の確定申告の場合には電子申告を使えばメリットはありますよね。ただ、法人が税理士と契約していると申告書の控えを紙媒体で貰えるし(データで渡すところもあります)、大抵は税理士が提出するので、法人が税理士と顧問契約してる場合には電子申告のメリットは感じにくいかもしれません。
ですから、この記事では個人の確定申告の場合の電子申告のメリットについて考えてみます。
メリットは先ほど申し上げた通りなのですが、それ以外には
①医療費等の添付書類を貼付けたり提出したりする手間が減る
②還付の場合には、電子申告だと還付が早い
等のメリットがあげられます。
①の添付書類の省略は、建前上は手もとの保管しておかなければならないので提出はしなくても良いけど、キッチリと保管しといてくださいね。(紙ベースで提出する時は省略出来ませんので忘れずに…)
②の還付が早くなるのは有り難いですよね。データでやってるから早くなるってのも分かる話です。
良いことずくめのような電子申告ですがデメリットも当然ながらあります。
デメリットは「設定がめんどくさい」ということに尽きます。
たとえば、じぶんで電子申告をしようと思ったら住基カードやカードリーダーを用意しなければなりませんし、電子申告のソフト(国税庁のホームページにあります)を準備します。ある程度のパソコンの知識が無いとしんどい部分があります。
もちろん、確定申告ですから税金の知識も多少必要になるので、パソコンの知識と税金の知識を多少要するという点で「めんどくさ」わけです。
以上から、メリット>デメリットと感じられる方はチャレンジしてみては如何でしょうか?