売上の見通しを立ててから開業しよう

来週から確定申告が始まりますが、不幸にしてこの確定申告を最後に廃業という方もいます。開業される場合には売上の見通しはたてておいた方がいいです。

個人で事業をやってらっしゃる方は確定申告で、昨年一年間どのくらい儲けたのかを申告します。もちろん、税金を払うのは誰もが嫌ですが(笑)、しっかりと利益を計上されたということは喜ぶべきことだと思います。

 

事業を始めるにあたって、維持費などの問題から個人ではじめて、大きくなったら法人に移行するという考えの方は多いです。個人で事業を始めた方が、コスト的にも安いし手軽にはじめることが出来ます。

 

あるいは最初から、法人で(会社を作って)事業を始めようという考え方の人もいます。どちらがいいのか一概にいえる問題ではありませんが、どちらの方法を選択するにしろ事業をしっかりと継続していくことが1番重要です。

 

事業を継続していくためには利益を上げねばなりません。(利益が上がってなくてもお金があれば会社は潰れませんが一般的には利益が必要です)

 

利益は「売上−費用」ですから、ある程度の利益を確保しようと思ったら、それなりの売上をたてなければなりません。

 

しかしながら、確定申告の時期には既に事業を廃業してしまう方も少なからずいらっしゃいます。廃業する多くの方の共通点としては、「売上の見通しが甘い」という事がいえます。(僕自身も経営者ですのであまりエラそうにはいえませんが)

 

法人であれ、個人事業であれ、開業される前にどのように売上をあげるのか?という事を突き詰めて考えておかないと、あとからこんなはずではなかったという事になりかねません。

 

また、開業後すぐに軌道に乗る場合もあれば長くて数年かかるような場合もあります。そのような場合に、別の資金源を確保しておかないと生活に行き詰まってしまいます。

 

今は立派な経営者の方でも、開業当初は生活資金に困ってバイトをしていたとかいう話は掃いて捨てるほどあります。

 

開業しようという方は、「しっかりと売上の見通しを立てる事」もし軌道に乗るまでに時間がかかるのであればその間の事業の利益と生活費のギャップをいかにして埋めていくのかという事を考えておきましょう。

 

開業後数年は厳しいものがありますが、しっかりと利益を上げて「確定申告嫌だな(笑)」といえるように頑張っていきましょう。