最近ブログでの書評が減ってます。読んでる本が減ってるのもありますが、営業色が濃くて紹介できる本が減っているというのもありまして。
ブログの書評が減ってきました
ブログに載せている書評が減ってきました。最近忙しくて本を読む数が減ってるのもあるのですが、読んだ本の中でもあまりに営業色が濃すぎて紹介するのが難しい本が多いという理由もあります。
僕の勝手な私見ですが、世の中に出回ってる書籍を大きく分類すると書籍を書くことを生業にしている人が書いている書籍→いわゆる一般の書籍と、本を書くのは本業でなく本業の権威付けや営業のために書いている本→便宜上「営業本」と呼びます、があると考えます。
まぁ、昔からなんでしょうけど、専門家が書いてる本ってのは学術系の本をのぞいては営業の目的が多かれ少なかれあるかと思うのですが、あからさまな本も増えてきました(笑)
さすがにそういった本をブログでご紹介するのも、当ブログの趣旨から外れるかと思い書評を控えていると書評の記事が減ってきたというわけです。
宣伝本はウソも多い
個人的に失敗したなーという本は実名は出しませんが、士業をターゲットにした営業系の本(宣伝本と呼ぶことにします)ですね。士業という言葉は耳馴染みが無い方も多いかと思いますが、要するに税理士とか社会保険労務士とか司法書士とか弁護士とか「◯◯士」っていう商売のことです。
そういった士業向けの営業本も結構出回ってたりするのですが、玉石混合ですね。いい本もあり開業前に大いに参考になったものもあれば、全く使えない金返せってのもありました。
僕の経験上…
・書籍に記載された電話番号などが既に存在していない
→版を重ねてもデータの更新や確認を行っていない。明らかな手抜き。
・書籍で紹介されている業者が全て著者の関係者
→ネットで検索をかけると一緒にセミナーしてたりetcどう考えてもバーター(?)のよう
・過剰に同業他社を批判している
→業界を良くしようという提言ならいいんですが、「他社は悪い、ウチは良い」ってだけで根拠に乏しいのはどうかと
・明らかな間違い(例えば簡単な金額の計算など)がある
→ウソのようですがタマにあります。
・根拠が曖昧で、なんだか武勇伝を読まされているよう
→武勇伝一件の成功の裏には何百という失敗例があるんでしょうけど、そういうことは言わないと根拠に乏しい気がします。
ブランディング目的でやってる本は、ブランディングって意識がある分だけ記述内容は正確です。しかし、営業が主目的になってくると記述内容自体も信憑性が無く、根拠に乏しいため、読んでも時間の無駄でしょう。というか、誤解を与える分だけタチが悪い(苦笑)
情報の取捨選択を普段から心がけ
こういった宣伝本の蔓延から身を守るには、(書籍だけではありませんが)情報の取捨選択を心がけないといけないなと。
書籍でなくても、個人ブロガーさんのブログの方が有用なことを記述してる場合も多いですし、専門家でなく素人の方が書いた本の方が分かりやすかったり核心を突いてたりすることも多いです。
事実を誤認させるような宣伝本にダマされず良書ばかりが出回る世の中になるといいんですがね。当面は自衛するしか無いでしょう。