税理士実務の世界では「なぜそうなるのか?」って根拠が大事です。
私は税理士ですので、特によく思うのですが、税理士の世界ほど根拠を求める世界も少ないと思います。
税務的な判断などを行う際には必ず根拠が必要です。
よく書店など税金関係の書籍を見ると何でも領収書は経費にできるだとかから、節税対策としてこんな方法もあるよ的なのが溢れてます。
で、素人(語弊がありますが税理士じゃない人って思って下さい)は「ふーんそんな方法があるんだ!試してみよう」ッて思うんですが、税理士だと「どうしてそうなるのか根拠を示せ!」となります。ちょっと極端に言ってますが(笑)
法人税法の◯◯条にこういう規定があるからだ!、通達にこういう記述がある!なんてのがないと根拠になりません。税務調査などで突っ込まれたら根拠が無いと反論できません。
だから、根拠の曖昧なまま「こうすると税金が安くなるよ」ってのは素人は騙せてもプロ(税理士・税務署の方)は騙せないよってことになります。
日常生活で、いつもいつも「根拠は?」って言ってると息が詰まって死んでしまいそうですが(笑)、根拠の述べられない税理士は信用しないほうがいいと思います。(この主張の根拠はどこにあるんでしょうね笑)