事業を始める方は軌道に乗るまでの間の生活費は確保しておきましょう。
開業の相談に乗ると意外と見落としがちなのが自分の生活費ですね。
開業に絡むお金はみなさん結構しっかりと計算されてるんですが。
今までサラリーマンをしていて、脱サラをして事業を始める場合には給与所得者から事業所得者に変わります。
自分の食い扶持は自分で稼ぐってカッコいいですが、開業したからといってすぐにお金が入ってくるものではありません。
飲食業などのように日銭の入ってくる業態であったとしても、物件を探して、改装して、もろもろの準備して…という期間がありますので、その間の生活費を確保しておいたほうがよいでしょう。事業の種類によっては、売上は立っても入金までのタイムラグがあるので運転資金がカッツカツということも考えられます。
慎重な方は向こう1年位は予想どおりの売上が立たなくても生活していけるだけのお金を確保してます(期間は半年から1年位が多いです)が、生活費は3ヶ月弱しかなくてギリギリでお金を回してるって人も結構います。
カネがなくなると正常な判断ができなくなって、多少利益の悪い仕事でも請け負ってしまったりして後々(場合によってはすぐに)苦しみます。(忙しいんだけれど、カネがないみたいな。)
開業当初にしっかりと事業計画を練って、場合によっては融資を受けたほうが良い場合も多いので、資金面の相談も考えましょう。
無い袖は振れないのですが、開業当初の生活費は厚く持っておきたいところです。