個人の保険は掛け捨てで十分

もしものときに備えて加入する保険ですが、個人が加入する保険は掛け捨てで十分だと思うのです。

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個人で加入する保険

法人が保険を使う場合には様々な思惑があるのでケース・バイ・ケースですが、個人で加入する保険については掛け捨てで十分ではないでしょうか。

病気になったり怪我をしたり、あるいは死んでしまったときの「もしも」に備えて加入するのが保険です。

ですが、利殖を考えたり貯蓄性の高い保険などもあります。

保険については、税制との絡みで有利不利が変わりますので、有利なときもあれば不利なときもあるので、保険で利殖をするとか貯蓄をするというのは個人的には消極的です。

利殖は他の手段のほうが…

利殖をするにあたっては、リスクをどこまで取るかというのがポイントです。

保険で利殖というのは、本来の目的から逸脱している(そもそも保険はリスクを回避するための商品では?)ので、矛盾していると思うのです。

まぁ、人によって考え方は様々なので、これが絶対とは思いませんが。

税制との絡みで考えても、同じ金額を払うのだったら生命保険や個人年金よりも小規模企業共済や確定拠出年金のほうが断然有利です。(税制は変わるので、今後どうなるかはわかりませんが)

いずれも、老後資金などを準備するためのものですので、金融商品についても「餅は餅屋」的な考え方です。

結局はバランスと機動性

とはいえ、税制も変われば

個人であればライフプランも変わります。

若い頃と年取ってからでは判断基準も変わるでしょうし、家族も増えたり減ったり、仕事も変わるかもしれません。

ですので、保険が全くだめと言いたいわけでなく

リスクヘッジや貯蓄をするための商品は保険だけではないので、バランスよくお金をつかうのが賢明なのかと。税制やライフプランをにらみながら。

大きな保険に加入すると、途中でやめづらかったりして支出が固定化されてしまう。先の見えないリスクに備えるんだったら、支出が固定化されてしまうのも「リスク」なんじゃないですかね。

リスクに備えるお金は機動的に扱えてこそだと思います。