セミナーであれ、打合せであれ、同じことを何度もいうと失礼かなと思ったりもしますが、何度も言う効果はあると思います。
同じことを何度もいうと失礼かな
セミナーであれ、打合せであれ、相手に物事を伝えなければならないときに、何度も同じことをいうと失礼かなと思い、一度しか言わないという経験は誰しもあるかと思います。
こちらと伝える相手の頭の中身が同じような場合には、何度も同じことをいうと失礼です。
たとえば、税理士である私が他の税理士に説明として同じことを何度も言っても、相手がすでに知っていることであれば無意味ですので。
語彙が貧弱だったり、根拠が弱かったりすると同じことばかり繰り返して言ってしまい、相手に呆れられるというのは、以上のように話し手と聞き手が同じような土俵にある場合です。
何度も同じことを言ってもいい
逆に言えば、話し手と聞き手が同じ土俵にいなければ、同じことを何度もいうのは語彙が貧弱だとか根拠が弱いということにはならないです。
一度しか言わないと、伝わらないことも多い。
話し手と聞き手の土俵が違う、卑近な例ですと専門家である私が専門家でない人に説明するときは何度も同じことを言っても大丈夫かと。
もちろん、すぐに同じことをいうのではなく顔を合わせる都度ということにはなりますが。
専門家の場合
税理士も一応、専門家ということになるわけですが、専門家というのは同じようなことを何度も聞かれます。
その都度、工夫して伝え方を変えるようにすることも大事ですが、
やはり、何度も同じことをいうということも大事かと。聞き手は専門家でなければ、一回聞いたくらいでは覚えませんので。
この仕事を始めたばかりの頃は、この事がよくわかってなかったです。同じことを何度も繰り返すというのも、地味なようですが大事なことなのかなと。
むしろ、聞かれやすいようにしておくのは、もっと大事なんですが、これもなかなか深いです。