会社設立のギモン

 会社設立にかかる日数はどのくらいなんでしょうか?その他、会社設立についての疑問をまとめておきます。

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会社設立にかかる日数は?

 インターネットでは「最短1日」とかを見かけますが、あくまで申請手続きを1日でやっているだけです。実際に会社を動かすには、申請書類を提出してから1週間から10日はかかります。

 

 申請をしてから1週間から10日ほどで印鑑証明書や登記事項証明書を取得できます。これらが無いと、預金口座を開設したりといったことが出来ません。

 

 会社の基本事項を決めてから、会社が動き出すまでは実際のところ早くて2週間くらい多めに見積もって1ヶ月くらいといったところでしょうか。

 

会社設立にかかる費用は?

 インターネットを見ていると、サイトによって会社設立の費用がバラバラで実際のところがよく分かりません。実際にはどのくらいかかるのでしょうか?

 

 会社設立にかかる費用として、実費で約250,000円ほどかかります。電子定款認証等をすることによって40,000円ほど安くなりますのでが、この場合は専門家への依頼が前提となりますので、専門家への手数料が必要となります。この専門家への報酬は、司法書士等のように顧問契約を前提としないものは1回きりなので、高めの報酬になり、税理士等のようにその後の顧問契約があるものは、設立手数料自体は限りなく0円に近くなるが、毎月の顧問料がかかります。

 

 結論としては、会社設立には約250,000円+α(専門家への報酬)。

 

個人事業がいいのか法人がいいのか?

 個人事業がいいのか法人がいいのかは、信用面や税金面等様々な面を考慮しなければ行けません。一般に、法人のほうが個人事業よりも手続きが煩雑で維持コストが大きくなりますが、信用面は大きい傾向にあります。

 

(参考)法人と個人事業の比較

 

 税金面だけを考えますと、個人の事業所得が800万円あたりを超えてくると、法人成り(個人事業を法人化すること)を検討したほうが有利だと言われています。(各人によって、状況は異なりますので、税理士にご相談下さい。)

 

とりあえず何を考えればいい?

 会社設立をしようと思うんだけれど、スムーズに事を運ぶには何を考えておけばいいのでしょうか?概ね、次のような事項については検討が必要になります。不明点は税理士等と相談してください。

 

・会社の名前

・本店所在地

・事業内容

・役員の構成

・資本金の額、出資者

・設立の日

・事業年度(決算の月をいつにするのか)

 

 決算の月をいつにするのか、資本金はいくらがいいのかと言った内容は特に税金にも関わりが大きい部分です。テキトーに決めて、思わぬ税負担になってしまったといったことの無いように、不明点は税理士にご相談下さい。