4月になると新年度の始まりということで、経理上は様々な会費の引落しがあります。お付き合い的な意味での会費は見直しの意味を込めて、敢えて振込を選択するのもいいかもしれません。
事業をやっていると避けられないお付き合い会費
事業を行っていると不可避的に「お付き合い」的な会費が発生します。業種業界によって様々ですが、同業者団体・互助組合的なもので加入が半強制的なものもあれば、任意の団体で加入も任意なんだけれど「いつか商売の役に立つかなー」くらいの意味で加入しているものも少なくありません。
以前にも記事にしましたが、だいたい会費的なものって半年に一度or年に一度くらいの支払いです。(もっと頻度が高いと、毎月とかの支払いもありますがそういう経費は効果がなくなると直ぐにやめてしまいますので…)景気が悪かったので、経費の引き締めが決行されたかと思いますが、ダラダラと払い過ぎてるものもあります。
はっきり言って無駄なものは、さっさと止めてしまいましょう(笑)
ついつい忘れてしまうので…
こう云う会費的なものって自動落ちにしてるとついつい払ってしまうんですよね。更新の通知みたいなのが来ていても、何だが日常の業務でバタバタしているうちに期限が過ぎていて勝手に引落しされているという。
便利な半面、気づきにくいのでタチが悪いですね。
すでに自動落ちになっているものは仕方ないので、備忘録的なものを残しておいて止めるかしないといけませんが、今後新しく「お付き合い会費」を支払うのなら敢えて振込を選択するのもいいかもしれません。
振込を社長(経営者)自ら行っているなら、振込のタイミングで要不要の判断ができますし、経理担当者に振込を任せている場合でも経営者に確認を取らせるなりすればちょうどいいタイミングで止めることができます。(確かに振込は面倒なので現実的でない会社もあるでしょうけど)
振込のタイミングで要不要の判断をする
お付き合い会費だけでなく、経費的なものは自動落ちより振り込みの方がいい面もあります。(時間や手間、振込間違いのリスクなどを考えると圧倒的に自動引落の方がいいのですが)
年に数回程度しか利用しない会費や支払手数料的なものについては、敢えて振込を選択することで、金額の痛みを感じますし、そのタイミングで要不要の判断ができます。
知り合いの社長さんは、振込をしているわけではないですが、毎月必ず支払明細を見て経費がどれだけかかっているかを確認する(これはだれでもしますが)だけでなく、その痛み(負担)を感じるまで凝視しているそうです。(笑い話のようで、なかなか含蓄のある話でもあります)そうするとダレなくなるのだとか。
金は勝手に湧いてくるわけではなく、売上の中から賄っているわけですから、極端にならないまでもそういったコスト意識は見習いたいものですね。(絶対に振込で支払いをするとかいう話でなく、コスト意識をもっと持つってことでしょうか)