開業予定者は「人」についてビジネスプランに盛り込む

人を雇うコストって非常に重いものなので、これから開業しようとプランを練っている人はなるべく人を雇わないビジネスプランというのも方法論の1つだと思います。

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人を雇うというのは非常に大変なことです。もちろん、雇った人が戦力になれば、格段に業務効率やスピードが上がり企業の成長が見込めます。

人を雇おうとしても、思っただけでは人は来てくれません。

「募集」して、「面接」して、「採用」が決定したら、「指導・教育」する必要があります。戦力化するまで多少の時間はかかりますが、「根気強く」我慢する必要もあるでしょう。さらに「給料」を支払わなければいけません。世間一般では給料日とは「給料をもらえる日」 ですが、経営者(人を雇う側)になると「給料を支払わなければならない日」です。給料だけを支払っていればよいのでなく、源泉所得税や社会保険などの手続及び事務も必要です。 

労働者は様々な法律で守られていますから、「思っていた人材と違う」とかその程度の理由では簡単にクビには出来ません。

業務的にどうしても人を雇わざるをえない業種の場合には、ビジネスプランにどのように人を調達するのか(募集から教育までの戦力化する工程)を多少は考えておいたほうが良いでしょう。資金と人のやりくりは後手を踏むと、負担が雪だるま式に増えてしまいます。

必ずしも人を雇わなくてもいいビジネスプランの場合には、「人を雇わない」 という選択肢も視野にいるべきでしょう。人を雇わない場合のデメリットをどのように克服するのか?

なんにせよ、これからの日本では労働人口が減っていくのは確実ですからビジネスを起こそうという人は「人」についてどうマネジメントするのかは多少なりとも考えたほうがいいです。(先程も述べましたが、人に対する対策は後手を踏むと大変ですので)