商売で最も難しいのは値付けといわれます。値付けの勉強方法は色々ありますが、自分が提供するサービスの値段と同じくらいの商品やサービスを受けてみるのも参考になります。
商売は値付け
偉い経営者の人も商売で大事なのは値付けだと言ってますが、物を売ったりサービスを提供する場合に「いくら」で売るのかは悩ましいところです。
安くすると売れるけれど経営が厳しくなったり、儲かりませんし、高くすると利益は分厚いけれど売れなかったり。
同業他社を参考にしたり、原価計算的なことをしてみたり、経営に必要な利益から逆算してみたりと様々な方法で金額を決めるわけです。
自信がないと
開業当初の経営者の方は、どうしても自信がなくて低い値段を提示してしまいがちです。
どうしても、受注がほしいので。
あとから振り返ってみると、もう少し高くても(適正と思われる水準で)売れただろうということはわかってくるのですが。
こればっかりは、場数を踏んでいかないと仕方ないでしょう。
面白い目印
値付けで面白いのは、社労士(社会保険労務士)。
社労士で顧問に入る場合、大抵は先に税理士が顧問に入っています。
ですから、税理士の報酬を参考に、自身の報酬を見積もるという方法もあるようです。
単純に、税理士報酬の何%という形ではないでしょうが、普通に考えて税理士報酬より高い社労士報酬は見かけないので、それを超えない範囲で適正な値段を考えていくということでしょうか。
すべての社労士さんがやっているわけではなく、そういった考え方もあるということですが。一定の有用性はあると思います。(まぁ、口が裂けてもクライアントには言わないでしょうけど)
あえて高いサービスを受けたり
値付けという観点からすると、自信がお金を払う場合も参考になることは多いです。
開業するまでは新幹線でグリーン車というものに乗ったことがなかったのですが、普通車とどう違うのか試しに乗ってみました。
その金額を払う価値があるのか。新大阪から東京までで5,000円程度の違いだったかと。
まぁ、フットレストはあるし広いし、リクライニングは楽だし、おしぼりもらえるし…
ちなみに、往路をグリーン車、復路を普通車で試してみましたが、この違いが5000円の価値か〜と勉強になりました。
高い椅子買ってみたり
ちなみに写真はアーロンチェアという椅子。
お値段は、我々の業界で言う決算料くらいです。(20万円くらい)
腰痛はマシになったけど、高い勉強代でした。
椅子も税理士の決算サービスも同じくらいの値段ということで、20万がどんな価値なのか勉強になりました。