状況に応じてですが、小口現金をヤメると管理の手間・人件費がカットされます。
小口現金をヤメる
小口現金があると、残高を合わせたり・受払をいちいちしなければならなかったりと手間が多いです。状況が許せば、小口現金をヤメると管理の手間から解放され、小口現金係が必要なくなります。
小口現金を管理していた時間が浮きますので、その他の業務に有効活用してみて下さい。
他の方法と組み合わせると有効
単に小口現金をヤメるだけだと、その恩恵は小さいものです。その他の方法と組み合わせると効率化が進みます。
経費精算は小口現金で精算せず、給与振込時に同時に銀行振込とします。また、経費精算の日を原則月１回としておくと、効率がアップします。
（経費精算の締め日は月末にしておくと、決算の際に帳端がなくなり効率的です）
（参考）効率化 経費精算は仕組みを作る
経費精算の機会が多い社員については、クレジットカードを持たせるのもいいです。クレジットカードの運用ルールをつくる必要がありますが、現金精算の手間が減り、カード明細から利用状況の把握も容易です。
ただし、クレジットカードを利用している場合でも領収書が無いと消費税の仕入税額控除が受けられない場合がありますので、領収書はしっかり保存しておきましょう。
（参考）効率化 クレジットカードの活用
経費精算が多額になる社員で、クレジットカードを持たせることが出来ない場合には、該当の社員だけ仮払いでお金を渡しておく方法も考えられます。
現金商売の場合
小売業や飲食業等の現金商売の場合には、レジの現金は別途管理せざるを得ません。
具体的には、
・一日の売上は翌日に預金入金する
・仕入れや経費の支払にはレジの現金を使わない
・レジに残しておく現金は定額とし、釣り銭に関わるものだけとする
以上のようにして、経費の支払については先述したルールを適用すればよいでしょう。
