資産計上とは、一発で費用処理しないことですが、30万円未満の固定資産については購入時の費用に出来ます。
勘定科目の決め方に困る
経理処理を始めたばかりだと、勘定科目の決定に困ります。
勘定科目の決定については、法律などで特に決まってるわけではないので原則的には好きに決めてもいいことになります。
(参考)勘定科目の決め方
消耗品て何でもいける?
経理処理をしているとよく出てくる科目が「消耗品費」です。
消耗品費には、消耗品(コピー用紙やティッシュペーパーのように消耗するもの)と少額の資産が含まれます。
資産は本来、一発で費用にしないんですけれど、少額なものについては一発で費用にしてもOKです。
少額な資産とは10万円未満のものになります。税金を計算するうえでは、30万円未満の資産についても資産計上せず、一発で費用処理してもよいことになっています。
(参考)少額減価償却資産で節税
30万円未満の資産も費用処理
費用処理とは、支出額を全額、支出時の経費にすることを言います。経費にすることを損金算入といったりします。
上の図のように、30万円未満の資産であれば全額を損金に算入出来ます(一発で費用に出来るということです)ただし、1年間で合計額が300万円までという制約はありますが…
内部の管理をしやすくするために、消耗品費では10万円未満の資産までとし、30万円未満の資産については「少額資産償却費」などの別の科目を設定して管理している事業者もいます。
初心者の方がしっかり覚えておきたいのは、
30万円未満→費用処理「消耗品費」など
30万円以上→固定資産に計上「備品」など
として処理します。