確定申告も結構前に終わって、経理事務はほったらかし…なんて方はいらっしゃいませんか?
経理事務の基本は日々の取引を記録することですが、記録するのに帳面をつけても良いし会計ソフト等を活用しても構わないのですが、いずれにしろこまめに付けておくにこしたことはありません。
法人でも個人事業主でも、決算前になってあわてて帳簿作成を始めても資料は散逸しているし見つかっても内容はド忘れしているし入力の手間は多いしetcと、処理を溜め込んでも良いことはありません。
できるだけ溜めずに、その都度処理出来るのであれば記帳(会計ソフトへの入力)はその都度やった方が後が楽です。
レシートなんか溜め込んじゃうと、一ヶ月ぐらいなら思い出せますが何ヶ月も経過すると内容の書いていないレシート等は思い出せませんので。
分かってはいるんだけど、なかなか出来ないという人のために記帳をその都度するメリットをご紹介しておきます。
①決算対策の幅が広がる
早期に会計ソフトへの入力が済んでいると、決算の見通しが早めに立ちますので、決算対策・節税対策等の打てる対策の幅が広がります。
決算日を過ぎた後だと、節税や赤字決算対策でもとれる手段が限られてしまいます。
②納税資金の準備も早く出来る
決算がギリギリまで決まらないと、納税資金の準備も困ります。その都度、会計ソフトに入力をする等して早期に決算を組めば納税資金の準備期間にも余裕を持てます。
ギリギリまで税金がいくらかかるか分からないというのでは、資金繰りにも支障が出るのは言うまでもありません。
③業績が良くなる
その都度入力をすることによって、不思議なことにコスト意識や計数能力(数字を管理する能力)が高まります。
風が吹けば桶屋が儲かるではありませんが、計数能力が高まればコストカットや売上対策などを自然と行うようになって、業績が上がります。(ちょっと語弊がありますが、一時期はやったレコーディングダイエットみたいなもんですかね(笑))
経理事務は溜め込んでもよいことは一つもありませんので、細切れの時間を活かす等して日頃からこまめに経理事務・記帳(会計ソフトの入力)などを進めてみてはいかかでしょうか?
一度習慣になってしまえば後はラクですので、最初だけ頑張ってみましょう。