ダライ粉の売却代金は雑収入

ダライ粉って聞いたことあります?金属類を加工してる際に出てくる切削屑のことなんですが、この処理って税務調査では結構うるさいです。

ダライ粉=金属などの切削屑

業界の人は知ってるけど、業界関係者以外は知らない言葉って結構ありますよね。いわゆる業界用語ってやつです。

 

税理士なんて商売をやってますと、よくわからない業界用語に度々遭遇します。

 

金属類を加工してる工場なんかでよく効かれる言葉で「ダライ粉」ってのがあります。切削する際に出てくるクズのことなんですが、恥ずかしながら税理士業界に入ってから初めて知りました(^^)

 

ただ、税理士だとダライ粉って税務調査でよく問題になりやすいのでみんな知ってるんじゃないですかね。

 

ダライ粉の処理が問題…

金属を加工(切削など)していると当然のことながら切削屑が出てきます。

 

ちりも積もれば…ではありませんが、工場などではこのダライ粉って結構な量が出るんですよね。

 

そうすると捨てるか売るか、何かしらの処理をしなければいけないんですけど、まぁ、大抵は売却してます。(そりゃ勿体無いもんね)

 

ただ、ダライ粉ってたくさん出るわりには、その排出(?排出っていうんですかね)が不定期だったりするので一定量ためたりして業者さんに引き取ってもらう。

 

定期的にそれなりの量を売却してるんだったらそれなりの会計処理をするんでしょうけど、そんなに大した量じゃなかったりすると処理が漏れてたりするんですよね。

 

雑収入の計上漏れ

で、よくあるのがダライ粉の売却収入の漏れ。

 

ダライ粉の売却収入を現金でもらっていて計上してない。ポッポナイナイ(笑)

 

金属類を加工していて切削屑が無いわけがないので、悪さはできないもんです。

 

ベテランの税理士先生方になるとダライ粉収入なんかはよく見てます(笑)

 

(しかしダライ粉以外にも作業くず的なものの取り扱いって面倒くさいんですよねぇ…だから、きっちり見られてるんでしょうけど)

 

そんなわけで、ダライ粉を売却した際の収入は忘れず雑収入などで計上しておきましょう。