税理士業って圧倒的に属人的な仕事ばかりで組織化しにくいのですが、個人でやるのか組織でやるのかってのは永遠の命題であります。
個人でやるか?
自分自身で事業を始めた場合に、個人(フリーランス)でやるのか組織でやるのか迷うところです。
業種業態にもよるのでしょうが、税理士を始めとする士業は個人での形態も多いです。
個人でやってる一番のメリットは自由で何でも自分で決められるということです。
事務所(会社)勤めだと決まった時間に出勤し、仕事が片付いていても定時までは会社にいなければなりませんが、フリーランスでやってれば出退勤は自由です。仕事が片付いて何もなければ帰宅しても文句を言われることはありません。
会社勤めでストレスのたまる人間関係などの煩わしさも感じることは少ないでしょう。
自分で事業をしていれば、最終決定権のあるのは自分なので物事をスピーディに決定することが出来ます。事前に根回しをして稟議を通して…みたいな面倒くささはなく、「すぐ」決まります。
ただ、個人でやるデメリットとしては仕事が属人的になりがちです。
その人でないと出来ない仕事(属人的な仕事)はやりがいもあるのですが、反面、人に任せることが出来ないので精神的にも肉体的にもキツイときはあります。(属人性が高まれば高まるほどギャラは良くなりますが…(笑))
組織でやるか?
何人かで集まって組織として事業をやると、そういった仕事の属人化はある程度歯止めが効きます。
自分以外の人間でも代替が効くので、リタイヤ後のこともそこまで心配しなくてよくなります。
またチームとして動くので、個人では出来なかったようなスケールの大きい仕事ができたり組織ならではの手法が採用できます。
ただ、組織づくりは個人で商売をやるのとはまた別の能力が必要となります。マネジメント能力ですね。
この辺りは才能のような面もあるので、向いてない人は組織にするとストレスが溜まって苦痛でしょう。
仲間数人で起業をして…という話はよく聞きますが、結構別れているケースも多いです。
起業当初は情熱でカバーできても、軌道に乗ってきたらお金や権限などで必ず揉めます。そういった事前の仕組みづくりができてなければ悲惨です。
組織、個人、一長一短
どちらがいいかわるかの話は永遠に決着がつかない難しい問題です。
僕自身もどちらがいいのかはなんとも言えません。
ただ、事業をしていればどこかで結論を出さなければいけないので、当面は色んな人から話を聞いたりして情報収集に努めたいと思います。