なんでもかんでも電子データ化が進んでいますが、超重要なデータは紙で保管しておいた方がいい面もあるかもしれません。
昨今、個人情報の流出のニュースが相次いでいます。
社保庁のデータ流出などはまだまだ記憶にあたらしいところです。大企業や公官庁であれば、「頭を下げて終わり」のような幕引きで済むのかもしれませんが、中小の事業者は死活問題ですよね。
データ流出の経緯は「ウイルスメールを開けた」とか「顧客データを外部端末(USBなど)に抜き出された」とか原始的(?)な手口が多いです。
電子データにすると
・場所を取らずに済む
・検索やデータ加工の手間が軽い
・物理的な破損のおそれが少ない(火事や地震などでも消失しない)
のようなメリットが強調されていますが、セキュリティがしっかりしてこそですよね。
顧客データの大規模流出などは電子的なデータだから大量の抜き取りが可能だったわけで、紙媒体だと時間的・物理的に大量のデータが流出することはなかったのかもしれません。
現実的には、重要なデータにアクセスできる権限を持つ人を限定するとか、怪しいメールは開かないとか、データ管理用のパソコンと外部通信するパソコンを繋げないとか…ですが、運用する側のリテラシーの低さに問題がある気がします。
超重要なデータは紙で保管しておいて、貸し金庫とか誰も手が出せないような場所にほり込んでおくほうが安全なんでしょうかね。