自宅兼事務所のメリット・デメリット

自宅兼事務所が良いのか悪いのか?
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自宅兼事務所の良い所は…
・通勤時間がかからない
 自宅兼事務所の場合、通勤時間がかかりません。従って通勤の時間を仕事に当てることができるので非常に効率的といえます。 
 個人的には、通勤時間は頭を切り替える時間でもあるので多少はあったほうがいいのかもと思いますが。 

・事務所家賃を低く抑えられる
 事務所と自宅が別の場合、家賃が2重に生じることになり負担が大きいです。

・家事をしやすい
 家事だけでなくスキマ時間をうまく活用できます。スモールビジネスとしてプライベート(主に育児)などとの親和性は高いでしょう。

自宅兼事務所の悪い所は…
・儲かっていないと思われることも(自社ビルなどの場合を除く )
 自宅兼事務所の場合、自社ビルなどのそこそこの物件でないと、お客さんや業者の目から見て「儲かってないのかな」と邪推されます
 自宅兼事務所でも儲けている人はいるので、実態はわからないのですが。

・来客の対応がしづらい
 自宅兼事務所だと「来客」への対応がしづらいとはよく聞きます。家族がいない時間に来客の時間を当てる感じで対処するのですが、鉢合わせすることもしばしばです。(筆者体験談。この場合、私は来客側ですが…。来客側からすると、意外と気にならないこともあれば気を遣うこともあって、まあどっちでもいいんですが)

・子供
 昔聞いた話ですが、自宅兼事務所ですと自分の子供が大事な書類を汚したり、電話に出たり、電話の邪魔をしたり(泣き声など)と大変なこともあるようです。子供に罪はないのですが、ビジネスの言い訳にはならない場合もありますので悩ましいですね。

・自宅がバレる
 自宅がわかってしまうデメリットも有ります。自宅がバレたからってなんかあるのかというと、そうでもないでしょうが、こんなご時世ですから。本人が良くても、ご家族が嫌がる場合が多いようです。

メリットともデメリットとも言えない点
・いつなんどきでも仕事ができる
 住職近接の常態だと、いつでも仕事ができます。これはメリットでもあり、デメリットでもあります。いつでも仕事ができるので、「ちょっと気になったことでもすぐに取り組める」 というのはいいようですが、非常に危険です。

知り合いの税理士に聞いた話ですが(しかも何人も!)、就寝中の夜中に、ふと作成中の書類の一部分が気になる。

これが、自宅と事務所が離れていれば気にしたところで同しようもないので、明日職場に行った際に時間を見つけて確認すれば良いということになります。しかし、自宅兼事務所だと、起きてデスクに向かえば即座に確認修正ができてしまうのです。結果、体調を崩したり、他の家族(特に配偶者)に嫌がられたりするそうです。

事業をやっていると、プライベートと事業の切り分けが難しくなります。完全に切り分けることは不可能なので、仕事に没頭してしまうタイプの人はなるべく自宅と事務所は別にしたほうが良いかと思われます。