15年と30秒…ピカソの名言?に思う

都市伝説のようなハナシですが、芸術家のピカソはレストランで食事中にファンに絵をかいてくれるように頼まれたそうです。サッと絵を書いて渡して100万ドルを請求したそうですが…

A0960 002102

都市伝説かもしれませんが…

冒頭のハナシですが、レストランで食事中にファンから絵を頼まれたピカソはサッとかいてファンを喜ばせて…

100万ドル請求したそうです。

ファンが「え?たった30秒で描いたのに?」と言われたそうですが

ピカソは「30秒ではありません。30年と30秒です。」と返したとか。

ナプキンに絵を描いたとか、年数や絵を描いた時間が異なったりとか、請求した金額が違ったりとか幾つかのバージョンが有るようです。(出典は不明なので、そもそもピカソがそんなことを言ったのかも怪しいですけど)

しかし真理はある

上記の話は都市伝説かもしれませんが、一定の真理はあると思います。

ピカソが絵を描くために費やした時間や、努力や情熱といったものは30秒ではありません。いままでの人生の中での積み重ねがあったからこそ絵が描けるわけで、いま30秒しかかかってないのは表面的なことに過ぎません。

芸術作品だけでなく、工芸品であれ税理士の提供するサービスであれ、作業時間だけでそのものの勝ちを決めてしまうのは変かもしれません。

 

判断は一瞬だが…

翻って、税理士(他の専門家の方々もそうでしょうけど)は様々な判断が求められます。

質問などを受けて、それにお答えしたり。

答えるのは(考えた時間も含めても)仮に30秒程度だとしても、その判断を下すのに膨大な勉強量や時間やお金が費やされているわけです。

なかなか、そういったことが伝わらないことも多いですが^^;

膨大な勉強してる、試験に通ってるからエライとかそんなことは言いたくありませんが、

私もこの業界に足を突っ込んで15年くらいになります。30秒で判断をするにしても、これまでの15年の積み重ねがあったからできるんだという矜持は持っていたいですね。