何も悪い事してないのに…は経営では通用しない

偶発的な災難にあったとき、「何も悪いことしてないのに…」という言葉を聞きますが、何もしてないことがすでに悪いことなのです。

何もしないことは悪いこと

災難にあったときに誰かが「何も悪い事してないのに…(なぜこんな目に遭わなければならないんだ)」というようなこと言っているのを耳にします。

学校などではえてして、悪いことをしなければよいという考え方が主流になっていて、我々は悪いこと・あるいは失敗をしなければ良いという考え方が染み付いてしまっています。

ただ、経営に関しては「何もしない」ということが既に悪いことなのです。

その事がよくわかっている経営者の方や諸先輩方は、たとえば売上を上げるために次から次に手を打ったり、利益を確保するために工夫をして経費を切り詰めたりされています。

何もしなければ、売上は勝手に上がらないし、経費も出ていくのを何もしないでみているだけだと利益がなくなって潰れてしまいます。

何もしないのは、なにかして失敗するよりも実は悪いことなのです。

わからないことを放置するのも悪いこと

わからないことを放置するのも、きつく言えば悪いことでしょう。

例えば税金。

税の仕組みをよくわからないからと放置しておくと、思いもしないくらい高額になったりすることもあります。

仕組みを完璧まで理解する必要はなくても、基本的なことは抑えておかないと損をします。損をするだけであればいいのですが、経営に重大な危機をもたらすことも…

別の例で言えば、車を運転する人は車の動く仕組みを完璧までは理解していなくても、こういったことをやると重大な故障や事故につながるとか、こういった使い方はしてはいけないということくらいは知っています。

それらをわからないまま放置しておくと、故障くらいであればいいのでしょうけど、重大な事故あるいは最悪な事態に至ることもありえます。

わからないまま放置しておくことは危険で、わからないからと放置したり他の人のせいにしても、最終的にはその報いは自分に返ってきます。

なんでもチャレンジあるのみ

勉強などでも間違うのが嫌だからテストを受けないとか、経営でも失敗するのが嫌だから無難にとかあるいは何もしないとか…

何もしなければ衰退していくだけです。

失敗してもいいからチャレンジしてみることでしょう。

そうすれば改善点が見つかりますので

成功した経営者の方や、偉い税理士の先生方は、やはりトントン拍子でうまく行ったわけでなく、他の人よりたくさん手を打って失敗も多くして、それを改めていかれたというのをよく聞きます。致命的でなければ失敗は問題なし。

日々チャレンジ、日々勉強ですね。