【税理士試験と勉強道具】電卓、ペンどうする?

税理士受験生の頃のどうでもいいといえばどうでもいいし、こだわるのも大事な気がする。電卓とペンの話。

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電卓を叩く手よりも正確性

税理士受験生の頃は、電卓を叩く手はどちらがいいのか?を考えていたことがあります。会計士受験生の方は、右手にペンを持ち、左手で電卓を叩くという人も結構多いようです。

どちらがいいのかは、人にもよるのかもしれませんが、私自身は右(右利き)で叩いてました。

講師の先生などにいわれたのは、実務につくと左手で伝票などをめくったりするので左手で電卓を叩けても意味が無いのでどちらでも良い。

実際のところ、実務で伝票や電卓自体を扱うことがあるのかというと…パソコン会計が全盛となっている今、伝票を見る機会も減ったし、実務で電卓を叩くということもあまりありません。

結局のところ、右だろうが左だろうが正確であることを心がけた方が有効です。2回電卓を叩く(1回目はとりあえず打って、2回目は検算・確認)よりも、1回で正確にあわせる方が時間的には遥かに早いに決まってますので。

税理士試験でも日商簿記検定等でも、電卓を使用する試験で、確認のためなのか自分の電卓を打つ技術に自信が無いのか分からないですが、やたら電卓を打つ人がいます。

電卓を何回も打ち直して、その度に計算結果が違ったらどうするんでしょう?

試験の時間は限られているので、何度も電卓を叩いていると時間があっという間に無くなってしまいます。極力、電卓は一回で合わるべきです。

一回で合わせるためのコツですが、スピードを意識しすぎないで多少ゆっくりでも確実に数字を入力していくこと。

電卓のスピードが多少ゆっくりでも、それ以外のところで時間を作ればいいのではないでしょうか?具体的には、問題を考える時間を減らす。難しすぎる問題に、考え込む時間を減らすべきでしょう。

税理士の世界も、昔は電卓をパチパチとやっていたのかもしれませんが(年配の職員さんなどは信じられないくらい早く電卓を叩く人もいますが)、今はパソコンが普及してますので、工夫次第で(Excelなどを使うとして)電卓を叩く場面は減ります。

結論として、電卓を打つ手は関係なく、正確に打つ技能を磨いた方が良い。電卓が苦手な場合、実務上はパソコンなどで代用可能なので問題なし。

ペンは青いインクがよい

税理士試験では青か黒のインク(ボールペンなど)で回答を作成しなければいけません。試験という性格上、消せるものでは駄目なので鉛筆は論外、フリクションも駄目です。

で、インクの問題ですがインクの色以外の要素として…

・色がにじまない
→色がにじむと解答用紙が汚くなり読みづらい
汚い解答は問題外でしょう。

・長時間持っていても疲れない
→個人的な感想ですが、ペンのグリップ部分が太すぎると長時間の試験に向かないような気がします。重量もそれほど重くないものがよいでしょう。重いと疲れます。

・たくさん売ってる
→勉強時も試験時も同じ環境でペンを使うとなるとたくさん売ってるものの方がイイです。文具屋さんにいくと以前使っていたペンがなくなってるなんてこともよくありますので。

さて、青がいいのか黒がいいのかという問題ですが。個人的には青です。

・黒よりもキレイ
→青い文字の方が黒よりもキレイです。試験委員もきれいな字の方が好きでしょう。

・集中力が増す
→黒よりも青の方が集中力が増す(気がします)

・問題用紙に書き込める(書き込んだ際目立つ)
→問題用紙にチェックを入れたり細かな書き込みをすることもあります。黒だと問題文と一体化してしまって後から見たときに見落としやすいですが、青だと目立つので見落としが減ります。

同様に、解答用紙も黒だと回答と一体化してしまって未回答部分を見落としやすくなりますが、青だと目立つので見落としにくくなります。

結論、問題用紙などの色と同化しない青のほうが優れている。

色よりも字の綺麗さ

税理士も含めた事務職、書類を作成する職業は字が綺麗でないといけないと思います。

なぜならば、字が汚いと間違えたり勘違いしたりというリスクが有るから。

実務であれば、字の汚さを他のツールで補うことは可能ですが、試験では手書きでないといけないので時の汚さは致命的でしょう。

字が綺麗なのと賢いのとは関係がないのですが、採点する側(読む側)からしたら汚い字よりも綺麗な字の方が圧倒的に読みやすい。

綺麗な字で読みやすい答案と、汚い字で読みにくい答案。

意地悪な言い方をすれば、相手(採点者)のことを考えた答案と、自己中心的な答案。

ものすごくキレイな字を書く必要は無くても、相手にストレスを与えること無く読ませられる字を書くということは試験でも仕事でも大事なスキルなんじゃないでしょうかね。

それだけで、合否が変わるものではないでしょうが、税理士はお客さん商売。相手のことを気遣って損をするということはないでしょう。