会社の形が完成しているのならば良いのですが、そうでないのに、社員に業務を任せて出ていってしまう社長の会社はダメです。
会社=社長なので
中小・中堅企業では、「社長=会社」であるため、社長が頑張らないと会社が立ち行きませんし、社長の才覚が会社を支えています。
ですから、融資においても社長の人となり、すなわち定性的要因を見たりすることもありますし、社長自身が保証人に入ります。
社長自身が、陣頭指揮をとってことにあたっていくのが中小・中堅企業なわけです。
もちろん、社長が高齢で後継者が実質的な指揮をとっている場合は後継者を社長と考えます。
社員に任せて出て行く
社長の自覚が甘いと、業務を社員に任せて出ていってしまうことがあります。
外に出て行くのも、営業つまりトップセールスであるならばいいのですが、仲の良い社長や知り合いの所に行って油を売っているだけということも…
会社の成績が悪いと、現実逃避したくなるのか何なのか…。
社員は転職すればいいのですが、社長は全てを背負わなければならないので、現実逃避している場合ではないのですが。
体制が築かれていればまだマシだが
社長が居なくても、ある程度会社の業務が回るという体制が築かれているのであればまだマシです。
会社が潰れなければ、社員からしたら給料は貰えるので。
ただ、社長が会社のことをしっかりと見ていないと、社員のタガが外れて、徐々に組織が崩壊に向かいますが。
いずれにしろダメな会社
社員のタガが外れると、社員間の問題が起きたりしやすいので、当面の給料は貰えても、長いスパンで見れば、リスクを抱え続けることになります。
また、社長が居なくても会社が回るという体制が築かれていないにも関わらず、社長が仕事を離れたり何しているのか分からないというのは、ハンドルを握らずに運転しているようなものですから、会社が止まるか事故を起こします。
いずれにしろ、社員や取引先からしたらさっさと見切りをつけるべき会社でしょう。