事業における「成功」とは?

事業における「成功」って何をもって成功というのかわかりませんが、「生き残る」ということでしょう。

起業=成功ではない

起業=成功と考えてしまって、燃え尽きてる人が一定数いますが、起業は単なる始まりです。
税理士の世界でも、資格を取るのに一生懸命で、燃え尽きてる人もいます。

料理屋でも、独立開業するまでに修行乗り越えて、そこで満足してしまって…という。
あくまで起業は、スタートに過ぎずその後が本番です。

3年以内に3割

よく言われる、3年以内に3割が廃業するという法則。
まあ、あながち間違いではないと思います。
ただ、これには二つの見方があって、一つはそのまま。そのぐらい厳しい競争があるんだということ。

もう一つは、母集団のレベル感がマチマチでヌルいのが潰れてるという考え方。
確かに、ものすごく勉強熱心でセンスもあって、ざまざまな手法でさ仕事をうまくとる人もいますし、何にも考えてないんじゃないかという人もいます。

ともあれ、3年で3割とかいう数字は厳しいことに変わりはありませんから、「生き残る」ということは、やはり大変なことです。

トライアンドエラーではなく

事業を潰してしまう人の特徴はいくつかありますが、個人的に思うのは「何もしない」。
「良いものを作ってれば売れる」みたいな考え方で、集客とか何もしない。何もしなければ、売れませんから潰れます。

何もしないというのは、人任せでもあります。なんでも、人に任せてしまう。
自分ができないこと、わからないことを、そのまま人に丸投げでは成長しませんし、丸投げされた方も困ります。人がすぐ辞めるパターンです。

とにかくいろんなことを(できればお金をあまりかけずに)トライする。トライアンドエラーという言葉がありますが、失敗したりジリ貧の人はトライが足りない。
「トライ」アンド「トライ」アンド「トライ」くらいやってる人もいるのに、トライすらほとんどしなければ、うまくいくわけなどないのです。

生き残ること

起業しても、すぐ潰れたりジリ貧だったりだと何のために起業したのかわかりません。
それで食べていけて、楽しく続けられる、つまり「生き残る」ことが成功なのではないでしょうか。

規模を必要以上に大きくしたりとか、自身の価値観にあまりにも合わないことをする必要はなく、
誰もが上場などできませんから、そこを目指すでもなく、
でも、事業を安定して続けられるというのは、実はとても大変なことです。
そう考えると、「生き残る」ことこそが成功といっても良いでしょう。