税理士は働く女性向けの資格

職業として税理士を見た場合、働く女性向けの資格だとおもいます。

女性に向いている仕事

個人的に思う女性に向いている仕事は、以下のような条件だと思います。
・ライフプランに合わせられる
・安定感がある
・女性的な感覚を生かせる

ライフプランに合わせられる

女性の場合、男性以上に多様なライフプランがありますから、本人の思うライフプランに合わせやすい仕事というのは魅力的です。

家庭との両立を目指すライフプラン、バリバリと仕事をこなすライフプラン、或いは人生の時期によって家庭との両立を目指したりバリバリ仕事をこなしたりと柔軟に対応するライフプラン。

ライフプランに合わせられる仕事だと、仕事もプライベートもより充実します。

安定感がある

長く安心して仕事に打ち込むためには、仕事に安定感が必要です。

労働時間や休暇などの勤務形態、給料や金銭などの待遇、景気などの変動を受けにくい潰れにくい耐久性、仕事の内容が突然変わらない普遍性など、これらが安定している必要があります。

仕事の安定は、精神の安定につながり、精神の安定は人生の安定につながります。

女性的な感覚を生かせる

女性特有の細やかな気配り、柔らかなコミュニケーション能力、繊細な機微を感じ取る感性。

強みを仕事に生かせるというのは、自己肯定感も高まるし、お客さんなど仕事関係者も喜びます。

こういったものが生かせる仕事であれば、いい意味での「女性ならでは」が際立ちます。

税理士という「仕事」の特徴

税理士として働く場合、独立開業するパターンと勤務税理士となるパターンが考えられます。

前者の場合、労働形態や金銭面も含めた待遇などは融通がききます。

後者の場合、勤務ですから勤務先によって所謂働きやすさは変わってくるでしょう。

そして、特に一般的に税理士といえば開業税理士を指すものと思われますので、開業税理士を前提に税理士という職業が、先ほどの女性向けの資格であるかをみていきます。

ライフプランに合わせられる

開業税理士はライフプランに合わせることが可能です。それも一般的なサラリーマンよりも遥かに。
家庭との両立を目指す場合、働く時間だけでなくやりようによっては場所(※)さえもコントロールできますから、家庭との両立を図りやすいでしょう。

※自宅開業もありますし、自宅近くに事務所を移転することも可能です。

バリバリと仕事をこなしたい場合にも、事務所を拡大してたくさんの仕事をする方法もありますし、専門分野を絞って深く仕事をこなす方法もあるなど、バリバリやるにしても、本人の嗜好に沿った働き方ができます。

また、仕事のバランスをうまく調整すれば、人生のある時期は家庭との両立を図り、またある時期はバリバリと仕事をこなすといったことも可能です。

安定感がある

日本という国家が税収に支えられている以上、そしてそのシムテムは今後も変わらない以上、「税理士」は安定した需要が確実にあります。

ただ、税理士は安定していても、「自身の事務所」が安定しているかは、能力と努力次第の面もあります。

例えば完全に安定していると思われる公務員であっても、精神を病んでしまったら退職せざるを得ないことも。

とはいえ、税理士は「安定させる」ことについては自身のコントロールが及ぶ範囲は広いです。
自身の事務所が潰れないよう安定的な売上をたてたうえで、メンタルや身体のメンテナンスができるよう時間を取る。仕事の質を上げるための勉強時間も、自分の裁量で確保できます。

これからの時代、他人任せにしていて自分の立場が安定しているということは少なくなるでしょうから、自身の立場を自身の裁量で守れる余地がある=安定していると言えるでしょう。

女性的な感覚を生かせる

税理士はパソコンや書類とにらめっこして…という仕事だと思われがちですが、クライアントとのコミュニケーションが必要です。

ベッタリこってりという必要はありませんが、事業内容が把握できる程度には必要です。
そのためには、取りまとめた数値から様々なことを感じ取らなければならないし、また、クライアントと上手にやり取りしなければなりません。

ひと昔まえの、殿様商売のようでは難しい。
そういった点で、女性特有の細やかな気配り、柔らかなコミュニケーション能力、繊細な機微を感じ取る感性…そういった特性は役立つはずです。

持論ですが、税理士は人の懐を見る商売ですから、人の懐に入るのがうまい方がいいに決まってますので。

努力と能力次第でどこまでもいける

税理士になるための税理士試験は、完全に平等です。
老若男女問わず、能力があれば合格しますし、それが不足していれば不合格。

ところが、社会言いかえれば会社においてはそうでもないところが多々あります。
独立開業は、そういったことはなく、努力と能力次第でどこまでもいけます。

そのうえで、女性の求める条件を満たす仕事でもあるので、少なくとも「努力してみる」価値はあると思います。