【税理士試験を受ける】通信授業か通学か?

税理士試験の勉強をしているときに感じたことですが、試験勉強のため専門学校を利用する際、通学の方が通信よりも優れています。

いくつかのメディアがあるが

税理士試験の勉強に限らず、なんらかの勉強をしたり講座を受講する際には、いくつかのメディアがあります。
わかりやすいのは教室講座で、決められた時間に決められた場所で講義が行われるものです。
ほかには通信講座、WebやDVDなどで講義を視聴するというものです。時間や場所に縛られないのが大きなメリットです。

教室講座が最も合格しやすい

私はもっぱら教室講座で勉強していましたが、通信でも勉強していた経験もあります。
両者を比較すると、教室講座が最も合格に近づくメディアだと実感しました。

勉強というのは基本的に自分との戦いで、甘えてしまうとズルズルとダメになって腐ってしまいますから、いかに甘えないかが重要です。
一番甘えがないメディアが教室講座でしょう。

通信は甘えたい放題

通信だと、講義に挑む気持ちが緩みがちです。
説明を聞き逃しても、巻き戻してみれば聞き返せるし、極端なことを言えば、周りの目がないから、だらけていても問題ありません。

教室講座だと、一定のスパンで進行していきますから、それに合わせて勉強や準備をしなければなりませんが、通信はまとめて見ることもできます。
時間の場所に縛られないのはメリットでもありますが、合格や成功ということを考えれば必ずしもいいことばかりではありません。

試験だけでなく、仕事も自分の都合の良いときにできるわけではありません。
試験であれば「場所」も「時間」も決まっている中で、そこに照準をキッチリと合わせる必要があります。

仕事も、自分の都合だけで動けません、相手があってのことですから、相手の都合に左右されることも多いはずです。
「自分の都合の良いときにする」というのは甘えで、「追い風参照」で記録を出しても、公認されないのと同じこと。

教室講座はキツいが

教室講座はキツいですが、講師の生の息遣いなどを感じるのはとても重要です。
勉強は五感を生かしてすると、習得の効率が上がることはよく知られていますが、講師の息遣いや他の生徒の反応なども感じながら勉強することで、論点の硬軟も判断がつくし、そういった刺激でヤル気を焚き付けられます。

勉強には負荷が必要

仕事であれ勉強であれ、ある程度負荷をかけてしなければ身にならないし、クオリティもそれなりになります。
ちょうど人間の身体が、適度に運動しておかないと鈍ってしまうのと似ています。
適度にというのは、適度に負荷をかけて、ということと同義です。

自分のしたい時に、自分の都合でできる通信も良い面はありますが、負荷をかけて五感を刺激して、とトータル的に効率を上げていくのならば、教室講座となるでしょう。