税理士として商売するためには、税理士名簿に登録されなければなりません。登録するためは、試験に合格し2年間の実務要件を満たさなければなりません。
税理士になるには
税理士になるには、試験に合格し(試験に合格してない人もいますが)、2年間の実務要件を満たさなければいけません。この実務要件が厄介でして、一般的には会計事務所に勤めて2年間を満たすことになります。
なぜ2年なのかはよく分かりません(笑)多分、税理士の仕事なんかは1年単位でやっているので、2サイクルくらいこなせば一通り出来るだろうってことなんでしょうかね。
親が税理士事務所をやっているとか、会社を経営しているとかだと、そこで実務を積むことが出来ます。(こういった面でも、2世税理士は楽ですね)。で、大抵の人はコネがありませんので、自分で就職先を探すことになります。
税理士事務所で実務をするが…
税理士事務所に勤めたいから税理士試験を受けてるわけじゃないのに、税理士事務所に勤めないと税理士になれません(笑)税理士事務所は、殆どが5人くらいまでの小規模事業者ですから、研修制度などはありません。研修のようなものがあるところもありますが、あまり期待は出来ません。
仕事も教えてくれません。ヒドい事務所なんかは、ろくに仕事も教えてくれないのに「仕事を教えてあげてるんだから、給料払わずに授業料が欲しいくらいだ」との暴言を吐く事務所もあったとか(友人談)
仕事を教えてくれない理由は明確には分かりませんが、分析するとこんな感じでしょうか?
①教える側も教わっていないので、教えられない
②忙しくて教えられない
③そもそも教える能力が無い
④所長の性格
仕方が無いので自分で勉強する
仕方が無いので自分で勉強することになります。それじゃ、別に税理士事務所に勤める必要がないじゃないかと思われますが、いろんな実例にあたれるのでそれはそれで意義はあるかと思います。
先輩職員に質問しても、教えてくれない(先輩職員はたくさん担当を持っているので忙しいのです)か、あてになりません(暇な職員は仕事が出来ないから暇なのです)から、大抵は自分で勉強するわけです。
TACなどの経理学校が、通信講座などで経理実務講座などを開講しています。教えることに関しては、経理学校のほうが税理士事務所よりも優れていますので、是非活用したいところです。
あとは、本を読んで調べるのもいいでしょう。経理本はあまりおススメしません。どれも帯に短したすきに長しで、使えません。税理士業界未経験か、経験の浅い方は、「会計事務所の仕事がわかる本」というオススメ本がありますので、読んでみるといいでしょう。
基本的な、仕事の流れとか処理方法は以上の方法でカバーできるので、あとはITリテラシーを高めたりとか、顧問先との応対、融資や経営などの業務関連知識を勉強していけばいいでしょう。