3月は何かと忙しいですが、決算だから忙しいって会社も多いです。そんな時は決算期の変更を検討してみては?
3月は年度末で忙しい
3月は何かと忙しいですよね。
なんで忙しいんだろうと考えてみると、年度末だから色々と通常業務以外の業務が発生したりして忙しかったりします。また、決算が3月の場合にも決算業務が通常業務に上乗せされるので忙しくなります。
しかし、決算は会社の数字をまとめるだけの作業ではありません。決算を元に税金を計算するわけですから、事前にしっかりと納税資金の手当をしたり節税策を講じたりetc
会社を設立するときによく考えないで決算期を決めてしまったという場合も多いです。とりあえず3月決算にしてみたみたいな…
決算期を決めるセオリーとして繁忙期を避けるという考え方があります。先述の通り、決算では事務も増えるし色々と検討しなければいけないことが多いからです。
そこで、差支えがなければ決算期の変更を検討してみるのもいいでしょう。
決算期は変更できる
決算期は会社を作ったあとでも変更することができます。
ただし、定款を変更したり株主総会での議決を得なければならなかったりということはありますが。まぁ、中小企業などでは比較的容易にできるので問題ないでしょう。(陶器は必要ないのですが税務署への届け出は必要です)
事業年度は1年を超えなければオッケーなので、3月決算を例えば8月決算に変更する場合には、次の事業年度を4月から8月までの5ヶ月とし、翌年以降は1年ずつとしていけばいいわけです。
繁忙期に決算が重なっていて大変という方は、繁忙期を外して比較的業務の空いている時期を決算期とするといいでしょう。
メリット・デメリットは?
決算期を変更するメリットとしては、
・繁忙期を避ける事ができるので業務や決算に集中できる
・節税に有効な場合もある
・資金繰りに有利な時期を選択できる
デメリットは…
・前期以前との数値の比較が難しくなる
・変更した期の決算が近くなり、計算が面倒
といったところでしょう。資金面や税務的な部分に関わることなので、決算期変更を検討の場合には税理士に相談の上、実行に移すようにしましょう。