あらゆるものにプロ向けと一般向けがあるように、税金の本もプロ向けと一般向けがあります。
書店を歩いていたら…
あらゆるものにプロ向けと一般向けがあります。
税金について解説をしている本も…
プロ向け(いわゆる専門書と呼ばれる本です)と一般向け(プロでない一般読者に向けて書いてる本)とがあります。
それなりの見識がある著者であれば、どちらかに向けて(つまりプロ向けか一般向けか)書いているはずなのですが、書店ではほとんど区別されていません。マニアックな世界なので書店員さんはわからないんですかねぇ。
一般向けの本を読んでも役に立たないことも
税金の業界に身をおいているものは調べ物などをする際に書籍にあたることがほとんどです。
そういった専門的な調べ物をする際には、一般向けの書籍はあまり役に立ちません。一般向けの書籍は、わかりやすさを重視して細かな前提などをすっ飛ばしていたり、説明を省略していたりということもあります。
特に大事なのは、「根拠」ですね。
税理士などの専門家と言われる職業はどのような場合でも「根拠」が必要です。一般向けに書かれた書籍の多くが、根拠なく説明しているだけというものもあります。そういった本は、全体的なイメージを取るにはいいかもしれませんが、専門家としてはあまり役に立ちません。
ただ、書店ではプロ向けと一般向けがゴチャゴチャに並べられている(事が多い)ので、プロとしては注意しなければなりません。
Googleの検索も…
ネットで物を調べるときにも、同様のことが起こります。
ネット上でも根拠を示さないまま、「このような場合にはこうなる」 といったことを書いているHPなどが多く見受けられます。もちろん、間違えていなければ有用な情報なのですが、プロとしては使えません。
先程も述べたように「根拠」を確認する必要があるからです。ですから、プロは根拠に近い資料を探してくるわけです。
そんなときに邪魔なのが、条文などをそのままコピペしているHP。国税庁などの記事をそのままパクッてる(言葉が悪いですが、ホントそう^^;)
そういったものが、まだまだ検索しても出てくるということは税金の世界においてはまだまだGoogleさまよりも人間のほうが勝っている部分があるのかもしれませんね(笑)
とにもかくにも、専門職である税理士はクライアントから聞かれたことに答えるにしても、裏を取っている(根拠をしっかり調べている)ので意外と大変なんですよ…