財務分析のまとめを作ってみました。
借入金関係
企業活動と切っても切れないのが資金繰りですが、中小企業の場合は金融機関からの借入が中心になります。
借入金の適正残高は、業種等によっても違いますが月商の4〜6ヶ月分くらいが目安になります。借入金残高を月々の返済額で割った返済期間は、5〜7年が目安です。
(参考)財務分析 借入金の適正残高
現預金関係
資金といえば、現金預金。現金預金は手もとにどのくらいあればいいのか?→だいたい、月商の3ヶ月分くらいが理想。最低でも月商の1ヶ月分が無いと支払が困るかも…
流動比率
流動資産/流動負債の比率を流動比率といいます。要は、短期的な支払が大丈夫かどうかの比率です。
健全なのは200%、100%を切ると危ないです。最近は、200%は難しいので150%位でも十分だといわれてます。
(参考)財務分析 流動比率
売上債権回転率
売上をあげてから回収するまでどのくらいの期間がかかるのかという目安です。
売上債権(売掛金+受取手形)÷月商(年間売上÷12)で求め、3ヶ月が目安となりますが、現金商売はもっと短くなります。
長期化していると危険なので、適正に管理したいところです。
(参考)売上債権回転期間は3ヶ月が目安
在庫回転率
在庫が一年間でどのくらい回転しているかの率です。
在庫回転率=売上高(売上原価)÷在庫(期首と期末の平均)で求めます。
業種、業態等によって適正な数値は変わってきますので、回転率よりも推移が重要となります。在庫回転率が悪くなると、在庫が滞留していることになりますので、原因の確認が必要です。
(参考)在庫回転率は推移が大事
自己資本比率
会社の潰れにくさを示す指標です。
自己資本÷総資産で求めます。
50%超→超優良企業
40%以上→優良
20%〜39%→普通・まずまず
中小企業の平均→15%くらい が目安です。
(参考)財務分析 自己資本比率