あまり書評を書いてなかったので、久しぶりに書評を書いてみます。「ストーリーでよくわかる!新規開拓営業の鉄則」という本です。
タイトルはそのまんま、新規開拓営業についての本です。
おそらく営業初心者の若い人をターゲットにしているためか、導入部分を漫画で紹介し詳しい解説は文章を入れてるという形式の書籍です。
筋立てとしては、BtoBの新規開拓営業をやっている新人セールスマンが営業成績に伸び悩んでいると、営業の神様と出会って助言や指導を受けながら成長していく(?)といったありがちなトントン拍子で進んでいくお話です。
といっても、筋らしい筋は弱くあくまで新規開拓営業の鉄則を述べたいために後付けでつけた筋という感じですけれども…
この手の本にありがちな、説教くさい気合いと根性みたいな要素は薄いのですぐに読了しました。読みやすいのはいいですね。
本の中にも書いてありますが、忙しい人向けに書いたからか(?)だいたい90分くらいで読み切れます。その分内容は薄いです→ポイントを絞ってますが書いてることはまともなのでご安心を(笑)
実践的なテクニックを書き連ねているかというよりは、心構えを説いてる系の書籍ですので、タマーに読み返して方針がぶれてないかとかを確認する用の本かも知れませんね。
印象に残ったのは…
営業をするのに何も考えずにやっても無駄→顧客がどのような問題を抱えていて、どうすれば解決出来るのかという仮説を立ててみる。
先方との商談の中では商品の説明などよりも、顧客の利益を最大限に伝える→そのためには、商品の特性や利点を理解するために、常に「だからどうやねん」と一人ツッコミを入れながら顧客の利益になる点を追求する。
といったあたりでしょうか。
豊富な事例集というより、論点を絞った新人〜再確認をしたい人向けの短時間で読めるポイント集 といった書籍です。