たまーに質問を受けるのですが、クレジットカードの処理ってモノを買ったときにするのかお金が引き落とされたときにするのか迷うところではないでしょうか?
費用の計上は発生主義
費用を計上するのは発生主義に基づきます。発生主義とは、経済的価値が減少したときに費用を計上するという考え方です。
小難しいことはヤメにして、簡単に言えば費用が発生したとき(つまりモノを買ったりサービスの提供を受けたりしたとき)に費用を計上しましょうという考え方です。
この理屈でいくと、クレジットカードの処理はモノを買ったりサービスを受けたりした自店で行うことになります。
現実的には支払時で処理
上記の場合、モノを買ったりあるいはサービスを受けた時点で費用として計上するのですが、お金をまだ払っていないので、未払金を計上することになります。
クレジットカードで消耗品を買ったとき
消耗品費 ◯◯◯ / 未払金 ◯◯◯
クレジットカードの代金が預金講座から引き落とされた時
未払金 ◯◯◯ / 普通預金 ◯◯◯
原則はこのようになります。しかし、期中にイチイチ未払金を計上するのは面倒なので、決算時だけ未払金を立てて、期中は支払時に処理をするのが一般的です。
クレジットカードで消耗品を買ったとき
(処理無し)
クレジットカードの代金が普通預金から引き落とされた時
消耗品費 ◯◯◯ / 普通預金 ◯◯◯
以上のように、どちらで処理をしても間違いではありませんが、現実的には手間を考慮して、支払時に処理をするのが一般的です。