税理士事務所のサービス等は、基本的にパックサービスです。税務顧問契約を結ぶと、その中に月次訪問や帳簿のチェックから税務相談まで含まれていることが一般的です。
パックサービスは様々なサービスを総合的に提供するものですが、税理士事務所で多いのは決算料を別で頂戴するパターンです。
会社や個人事業は毎年続いていきますが、税金の申告は1年に一回しなければならないので、1年に一度帳簿を締切って利益と税金を計算し、それに伴って補足の資料を作る工程を決算といいます。
決算は手がかかるので別料金だという考え方なのでしょう。そうすると、パックサービスで必要なサービスがすべて提供されているとは言えないような気もするし…
顧問契約をしたら、決算もセットでついてくるので必要なサービスは提供されている、ただ料金を別で頂戴するだけとも考えられる。
一方、税理士事務所が提供するサービスをすべて個別サービスとし、提供したサービスに応じて料金を頂戴するという事務所も存在します。
必要なサービスあるいは提供を受けたサービスに対する料金のみを支払えば良いので、利用者としては一見低コストになるように思えるので、とても良く見えます。
ただ個別サービスのうち、どれが必要か分からないので税理士側の言う通りにサービスの提供を受けたら、コストは変わらなかった(あるいは高かった)ということもあります。
また、個別サービスの場合、一回きりの案件になることも多いので積極的に受けていない事務所も多いでしょう。
何度か述べていますが、「どのようなサービスの提供が必要なのか」考えて依頼しないと無駄なサービス、無駄な料金が発生してしまうということです。
「経理のことは何も分からないから全部御任せで〜」ということをしていると後々大変なことになるということです…
そういう人って結構多いんですよね。仕方が無いことかもしれませんが、少しずつで良いので目的意識を持って経理フローを御覧になってみては如何でしょう?