地代家賃はどのくらいが目安?

 事業を続けていく上で避けて通れないのが経費管理。特に固定費の削減は大きな問題です。

経費の管理は大切

 経費の中でも売上に応じて変動するものを「変動費」、売上が変わっても一定額なのが「固定費」と言います。

 

 事業が好調のときは固定費は気になりませんが、不調になってくると頭の痛い問題になります。日頃からの固定費を含めた経費の管理は重要な問題になってきます。

 

 ただ、売上はなかなか自分の思い通りに管理できないのに対して経費はある程度なら管理できるので、まずとりかかりたいところでもあります。

 

大きな固定費は…

 固定費の中で一番大きなものが人件費。後は地代家賃でしょうか。

 

 人件費の管理も難しい問題ですが、今回は地代家賃の話のなので割愛します。

 

 地代家賃はどのくらいが適切なのでしょうか。業種業態などによりますし、事業を始めたての頃と軌道に乗った後では売上自体が違うので一概には言えませんが、飲食業を例にとって考えてみます。

 

飲食業の場合

 地代家賃がかかる業種として代表的なものは飲食業でしょう。

 

 よく言われるのは、飲食業の理想的な地代家賃の(売上高に対する)比率は10%と言われています。(似たような話で、3日分の売上で地代家賃をまかなうという考え方も同様でしょう)

 

 逆の考え方をすれば、地代家賃の10倍の売上を確保できているか?

 

 出店の場所を考える場合には、「地代家賃の10倍程度の売上があがりそうか?」と考えることになります。(なかなか悩ましい問題ですが)

 

 おそらく、開業当初は地代家賃の比率が10%というのはハードルが高いでしょう。その場合でも地代家賃は15%くらいまでにおさめた方が良いでしょう。