会計ソフト「freee」について講習を受けてきました。
freeeとはクラウドで使える会計ソフトなのですが、主な特徴としては…
・インストールが不要
・インターネット環境があればいつでもどこでも使える
・端末の制限を受けない
→パソコンの買い替え時にもスムーズに移行出来る
→スマホ、タブレットからも確認可能(他のソフトはPCしか使えないです)
・Macでも利用可能
→Macで使える会計ソフトはほとんどないです
・一部の取引については全自動で取り込んでくれる
などと結構斬新な部分も多い会計ソフトです。
さて、freeeのホームページにも書いてある特徴「自動で帳簿が付けられる」「カンタンに利用出来る」「一目で分かるレポート」とありますがいったいどうなんでしょう?
まず「自動で帳簿が付けられる」ですが、これは正確に言えば「自動で帳簿が付けられる部分もある」という表現が正しいです。
すべての取引を自動で仕分けてくれるわけではなく、あらかじめ設定しておいたネットバンクのデータを読み込み、処理をしてくれるということです。
ですから、ネットバンク未対応の口座とか、そもそも預金を介しない取引(現金取引)などは自動で帳簿は付けてくれません。(ネットバンク未対応の預金の場合は、CSVで取り込むとかします。現金取引は手入力のようです)
つぎに、「カンタンに利用出来る」ですが、これは初期設定にかかっていると思われます。初期設定時にしっかりと条件整備をして導入すれば運営はたしかにカンタンに利用出来ます。
簿記や経理の知識が無くても、運用出来るとのことですが、初期設定などは多少の簿記知識が必要なのかなと感じました。
ある程度設定なりがしっかり出来ていれば、後のフローはあまり簿記知識など要らないので、まぁ「カンタンに利用出来る」ということだと思います。
最後に、「一目で分かるレポート」ですが、どのレポートを見るかによりますが、簿記の知識が無い人向けに簡易なレポートを用意してくれていますのでそれは便利だと思います。(ただし、振替伝票入力した取引は反映されないといった面もあるようです。そのうち改善されるでしょうけど)
ですので、厳密なレポートを期待すると少し弱いかなといったところで、簡易的にレポートを利用するのであれば良いと思われます。
さて、一長一短のあるfreeeですが、導入出来る条件が整っているのであれば検討してみる価値はあるのかなと思われます。あるいは、freeeを導入出来る条件整備を行って見るというのも良いかもしれませんね。