会計事務所って今の時期に人の入れ替わりが多いのですが、最近はどちらかと言うと売り手市場です。
以前よりも初めての人も受け入れやすい土壌になってるのではないでしょうかね。
会計事務所に勤める前にこれを読む
そもそも、会計事務所に勤めるってのがどういうことなのか?どういった仕事をしてるのか?を理解するのに一番いい本です。
(参考)書評 会計事務所の仕事がわかる本
税理士を目指している人でも、税理士業務について全く知らない人も少なくないので事前に読み込んでおけば、すんなりと業務に就くことができるでしょう。
若干古い本なのと、著者の言い回しや考え方が古めかしいという点ではマイナスですが、実務をやってる税理士が記述しているという点で、類似の他の書籍(税理士ではない人がテキトーに書いてるのも少なくありません)よりもナマの情報に近いので読んでおいて損はないでしょう。
実務についたら…
基本的に税理士事務所というところは、手取り足取り実務を教えてくれるというところは少ないです。
教える人間自体のスキルの問題や、出来る人は非常に忙しいので時間的な問題があるからです。
TACの実務講座は良く出来ているので、まじめに勉強すればひと通りの業務は身につきます。(TACの実務講座は、実務家の先生がカリキュラムを組んでるらしく他の会社などのものよりもわかりやすく実践的ですね。税理士試験自体が実践的な試験のため、税理士試験の勉強をしていればスムーズに勉強できます)
実務が未経験ならば、しっかりと勉強しておけばそれなりのアピールにもなります。
「STEP式 法人税申告書と決算書の作成手順」は必読
実務で役立つ本はたくさんあるのですが、最低限この一冊ということで紹介すると「STEP式 法人税申告書と決算書の作成手順」がオススメです。
どのような会計事務所でも、法人税の申告書は作成します。(相続税はやってない事務所も多いですが…)
法人税申告書の解説書籍は多々ありますが、この本が一番わかり易いですね。
実務家の先生や担当者の方も、机に入れておいて確認しながら作成を進めるという話はよく聞きます。(逆に言えば、この本を知らない人間は業界で言えばモグリなんでしょうね(笑))
読んでみると解るのですが、法人税申告書の作成を段階を踏みながら進めていくように作成されているので、読みこめば素人には理解し難い法人税申告書の仕組みや構成が理解できますし、上級者でも細かいポイントとか忘れやすいところなども丁寧に解説しているので、チェックリスト的なorガイドライン的な使い方が可能です。
(ちなみに相続税はこういった良書が少ないので、先ほどのTACの実務講座を活用しましょう)
上記の書籍などは、会計事務所に勤めようとする人だけでなく、税理士に依頼しようとする人や会社の経理担当者などの方にも勉強になるのでお金と時間に余裕があれば是非お試しください。