税理士試験の勉強で得たこと

資格試験の勉強は厳しいものですが、やり遂げれば得るものはそれなりにあると思います。

やり遂げること

資格試験は誰もが受かるわけではありませんから、合格にたどり着けば、やり遂げることの大切さを痛感します。
やり遂げるため、なにかを成し遂げるためには、様々なものを犠牲にしなければなりません。プライベート、時間、お金…、ラクして稼げる商売がないのと同様に、何の犠牲も払わずに成し遂げられることは有りません。
たまには、「なぜこんな苦労をしなければならないのか?」と思うわけですが、そういった経験をしていたことで、大抵のことは乗り越えられるようになります。

メンタルが強くなる

資格試験をこなすと、メンタルが格段に鍛えられます。メンタルが強くなることと、悩みがなくなることは同義ではないのですが、ここ一番での踏ん張りというか度胸のようなものはつきます。

世の中には、ものすごい修羅場をくぐってきた人がいて、ものすごい度胸がついていたり、土壇場に強かったりします。資格試験が修羅場とまでは言えませんが、そういったものの片鱗を垣間見ることはできます。

自分で考えるようになる

試験で合格するには、その過程で、自分で考えるようになります。逆に言えば、自分で考えなければ合格しません。

税理士試験も含めて、国家資格というのは対外的には能力や技能を証明するものですが、それに加えて本人にとっては生き方を決めるものでもあります。

独立開業するもよし、より条件の良いところで勤務するのもよし、独立するにしてもどのようにやっていくのかも含めて自分で考えて決めるものですから、その予行演習にはなります。

言い訳がなくなる

資格試験は良い意味でも悪い意味でも、点数のみで評価されます。
点数が足りれば合格するし、足りなければ不合格。

努力が足りれば合格するし、(自分では目一杯努力したと思っていても)不合格であれば(合格者が出ている以上)自分の努力が足らなかったと認めざるを得ません。

言い訳ばかりしていると、いつまで経っても合格しません。試験に限らず仕事であれプライベートであれ一度きりなのだから、言い訳ばかりではつまらないでしょう。

問題が難しいときもありますが、受験している人は皆おなじ条件なわけだから、受け入れるしかないです。受け入れることで言い訳がなくなり、言い訳がなくなると打開策を思いついたりするものです。